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【衝撃事件の核心】「やってることはさべつやで」会社に資料請求すると「日本国籍が条件」で門前払い…トルコ人男性“正義”の法廷闘争

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【衝撃事件の核心】
「やってることはさべつやで」会社に資料請求すると「日本国籍が条件」で門前払い…トルコ人男性“正義”の法廷闘争

加盟店を募集していた自動車販売会社に資料を請求したトルコ人男性。「日本国籍が条件」として門前払いされたことに激しく抗議し、「差別だ」として提訴に踏み切ったが… 加盟店を募集していた自動車販売会社に資料を請求したトルコ人男性。「日本国籍が条件」として門前払いされたことに激しく抗議し、「差別だ」として提訴に踏み切ったが…

 その上で、イエネルさんが受け取った断りのメールに、会社側が訴訟で主張したような内容がない点を重視。資料送付拒否は結局のところ「原告が外国人であることのみを理由とするものだと認められる」と判断した。

 さらに同社の加盟店契約に基づく事業は、日本人でなければ行えないとの事情はなく、日本語能力が必要だとしても日本国籍とは関係がないから、加盟店希望者が日本国籍を持たないことが支障になるとは認められないとも指摘。「日本人と外国人とを合理的な根拠なく、差別的に取り扱ったものにほかならない」として資料送付拒否の差別性を認定した。

 ただ、資料が送付されていてもイエネルさんと会社側で加盟店契約が成立するかは不確定であること、資料送付は会社が無料で行うサービスの提供に過ぎない点を考慮して、慰謝料額については20万円と算定した。

 イエネルさんは取材に対し「私は100%正しい側なので負けるとは思っていなかったが、判決はめちゃくちゃうれしい。私たち外国人は差別されることがあっても諦めることが多かったが、声を上げてよかった」と話した。

 会社側は「専門性の高い事業を行っているため、日本語能力を資料請求時から判断しており、本件においてはずさんな内容から基準以下と判断した」と説明。

 「外国人には資料を送付しない」旨のメールを送った点については「長文読解が不可能と考えて、そのような記載をしたことを担当者は反省している」としながらも、「判決内容は契約の自由および企業活動におけるコンプライアンス上の合理的判断を否定するものであり、控訴を含め検討している」とコメントした。

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