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【エンタメよもやま話】究極エコワールド実現か、家畜が消え「幹細胞培養の食肉」が店に並ぶ 食糧不足も克服、米企業と大富豪が描く未来

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【エンタメよもやま話】
究極エコワールド実現か、家畜が消え「幹細胞培養の食肉」が店に並ぶ 食糧不足も克服、米企業と大富豪が描く未来

動物の幹細胞から食用の牛肉や鶏肉を作り出すことに成功した米ベンチャー企業、メンフィス・ミーツ社に、米マイクロソフト(MS)の共同創業者兼元会長兼顧問のビル・ゲイツ氏やヴァージン・グループの創設者兼会長、リチャード・ブランソン氏などが総額1700万ドル(約18億6000万円)を投資したニュースを伝える8月25日付の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH、電子版) 動物の幹細胞から食用の牛肉や鶏肉を作り出すことに成功した米ベンチャー企業、メンフィス・ミーツ社に、米マイクロソフト(MS)の共同創業者兼元会長兼顧問のビル・ゲイツ氏やヴァージン・グループの創設者兼会長、リチャード・ブランソン氏などが総額1700万ドル(約18億6000万円)を投資したニュースを伝える8月25日付の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH、電子版)

 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、本当に久々となる「食」(ちょっと医学も混じる)の話題でございます。

 産経新聞など国内のメディアが8月に大きく報じたのですが、京都大の研究グループが「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を使い、筋肉の中に骨ができる難病「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」の進行を抑える効果のある治療薬の候補を見つけ、近く治験(臨床試験)を始めるといいます。

 「iPS細胞」を使って開発した薬の治験が行われるのは世界初とのこと。「iPS細胞」を使った医療は、組織を作って移植する再生医療の分野に新たな扉を開くと期待されてきましたが、今回、創薬分野への活用とともに、難病治療にも大きな威力を発揮することがはっきりしたのです。

 分裂して自分と同じ細胞を作る能力(自己複製能)と、別の種類の細胞に分化する能力を持つ「幹細胞」。「iPS細胞」や胚性幹細胞(ES細胞)もこの「幹細胞」の一種なのですが、欧米ではいま、医学の分野ではなく、何と「食」の分野でこの「幹細胞」が大きな注目を浴びているのです。

 どういうことか、分かりやすく言いますと、動物の幹細胞を用いてステーキ肉やからあげ用の鶏肉などを人工的に作り出し、それを商品化しようという試みが現実化し始めているのです。今週の本コラムでは、この驚きの試みについてご説明いたします。

    ◇   ◇

■ビル・ゲイツ、リチャード・ブランソン…超有望“人造肉”市場へ続々

 8月23日付の米経済誌フォーチュン電子版や米金融経済系ニュースサイトのビジネスインサイダー、8月25日付の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH、電子版)などが驚きを持って報じているのですが、動物の幹細胞から食用の牛肉や鶏肉を作り出すことに成功した米サンフランシスコにあるベンチャー企業、メンフィス・ミーツ社に、米マイクロソフト(MS)の共同創業者兼元会長兼顧問のビル・ゲイツ氏(61)や、その昔はレコード会社、いま宇宙産業と、名うての英実業家で知られるヴァージン・グループの創設者兼会長、リチャード・ブランソン氏(67)、そして米の穀物メジャーのひとつ、カーギル(本社・ミネソタ州)などが総額1700万ドル、日本円にして約18億6000万円を投資したというのです。

超有望“人造肉”市場…全米の食肉、鶏肉だけで10兆円、そして

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