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【李相哲氏講演詳報(1)】北朝鮮ミサイル“標的”は韓国 権力闘争…金政権「3つの本質」とは

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【李相哲氏講演詳報(1)】
北朝鮮ミサイル“標的”は韓国 権力闘争…金政権「3つの本質」とは

8月15日、北朝鮮の労働新聞が掲載した、朝鮮人民軍戦略軍司令部を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)の写真(コリアメディア提供・共同) 8月15日、北朝鮮の労働新聞が掲載した、朝鮮人民軍戦略軍司令部を視察する金正恩朝鮮労働党委員長(中央)の写真(コリアメディア提供・共同)

 日本上空を通過するミサイルの発射など、度し難い挑発を北朝鮮はなぜ続けるのか-。アジア近代史などが専門の李相哲・龍谷大学教授は、北朝鮮の本質は「3つの要素」に分類できると指摘する。中国という社会主義国で生まれ育ったからこそ深く理解できる金ファミリー政権の「かたち」を8月23日に大阪市内で行われた講演会(主催・ウェーブ産経)から読み解く。(発言はすべて23日時点)

■北朝鮮に核兵器を放棄させる、国際的圧力…カギ握るのは結局、金正恩委員長

 8月21日から韓国では米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」を実施しています。兵器を実際に動かしての演習ではなくて、戦争が起こった場合のさまざまな場面、約35パターンを想定して、対応をシミュレーションする訓練です。

 31日までやるのですが、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、この10日間に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が何もしなければ、対話局面に入るのではないかと述べていた。

 つまり金委員長が今までいろんなことをやってきたが、それは不問にして10日間だけ静かにしてくれたらわれわれは話し合う用意があると言ったのです。

 これは非常に問題です。今まで米国や国際社会が金委員長に求めてきたのは、核兵器を放棄しなさいということです。少なくともその意志があれば話し合いには応じると言っていた。

 それがなかなか上手くいかないので、ならば核兵器とミサイル開発を凍結すれば話し合っていいのではないかと。しかし、なお金委員長は聞く耳をもたないので、ミサイルや核実験などの挑発をしなければ話し合ってもいいとなった。

 そして今回の文氏の発言です。「10日間何もしなかったら話し合う」と。ずるずるとトーンダウンしていて、金委員長が思う通りに展開しています。米国のティラーソン国務長官も最近、「さらなる挑発をしなければ話し合う用意がある」とハードルを低くしています。

 残念ながら、この局面をコントロールするというか、キーを握っているのは金委員長なのですね。

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