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【軍事ワールド】トランプ大統領が米軍に入れた亀裂 過去の軍への貢献者たちは“不合格”に…

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【軍事ワールド】
トランプ大統領が米軍に入れた亀裂 過去の軍への貢献者たちは“不合格”に…

第二次大戦中の米陸軍航空隊の黒人部隊に敬意を表して、尾翼を赤く塗ったアラバマ州空軍のF-16。爆撃機援護に活躍した黒人部隊は、訓練地の名を取って「タスキーギ・エアメン」とも呼ばれた(2010年撮影、米空軍HPより) 第二次大戦中の米陸軍航空隊の黒人部隊に敬意を表して、尾翼を赤く塗ったアラバマ州空軍のF-16。爆撃機援護に活躍した黒人部隊は、訓練地の名を取って「タスキーギ・エアメン」とも呼ばれた(2010年撮影、米空軍HPより)

 解読側の米英連合軍が同じエニグマを持っていても、ローターの配列や開始位置など、毎日変更される「初期設定」が分からなければ解読できない。1垓を超えるパターンを一つずつ試せばいつか解読できるが、そのころには戦争は終わっている。

 だがチューリングは、数学者ならではの独創的な発想でエニグマの機構の特徴と弱点を見抜き、“自動解読機”を開発する。エニグマを再現コピーした機械を3台つなぎ合わせて改造し、オートマチックに「初期設定」を割り出す機械「チューリング・ボンブ」を開発した。試すパターンは1垓超えから17576通りまで激減し、約5時間で全ての位置をチェックできた。

 男色罪

 戦中はもちろん戦後しばらくもドイツでは内部に情報を漏らす裏切り者がいたとみていたが、実際はドイツ軍が「決して解読されることはない」と信じていたエニグマの暗号が解読されていたのだった。チューリングの戦勝への貢献度は軍の数個師団どころではなかった。しかし戦後の1952年、研究機関に勤めていたチューリングは、空き巣に入られたことから同性愛者であることが世間に知られてしまう。

 19歳の無職の男性と性的関係を持っていたチューリングは、空き巣に入られた際、その男性が盗みを働いたのではないかと疑いを持ちつつ警察に届け出た。この捜査の過程で男性との“関係”が警察に知られてしまったのだ。当時の英国の刑法では、男色は正式な犯罪とされていた。

 この罪に問われた最も有名な人物は、名門オックスフォード大を首席で卒業した作家オスカー・ワイルド(1854-1900)だろう。

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