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【軍事ワールド】トランプ大統領が米軍に入れた亀裂 過去の軍への貢献者たちは“不合格”に…

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【軍事ワールド】
トランプ大統領が米軍に入れた亀裂 過去の軍への貢献者たちは“不合格”に…

第二次大戦中の米陸軍航空隊の黒人部隊に敬意を表して、尾翼を赤く塗ったアラバマ州空軍のF-16。爆撃機援護に活躍した黒人部隊は、訓練地の名を取って「タスキーギ・エアメン」とも呼ばれた(2010年撮影、米空軍HPより) 第二次大戦中の米陸軍航空隊の黒人部隊に敬意を表して、尾翼を赤く塗ったアラバマ州空軍のF-16。爆撃機援護に活躍した黒人部隊は、訓練地の名を取って「タスキーギ・エアメン」とも呼ばれた(2010年撮影、米空軍HPより)

 サイモン・シン著「暗号解読」によると、ナバホ語は「アジアやヨーロッパのどの言語ともつながりを持たないナ・デネ系言語に属する」うえ、文字がないという特徴があった。民族や家族の歴史はすべて口伝で継承する文化が定着していたため、彼らの記憶力は図抜けており、特殊な暗号変換表も丸暗記できたため機密漏洩の懸念もなかった。ナバホ族にとって暗号の作製と復号(平文へ戻すこと)は、自分たちの言葉を英語に翻訳するだけだ。太平洋戦線でナバホ族は「コード・トーカー」(暗号を話す者)として重用され、特別に護衛の兵士がついていた。

 エニグマ

 第二次大戦で米軍と共に連合軍として戦った英軍では、戦争の帰趨を決めた英国人もいた。後にLGBTであることを咎められる数学者のアラン・マティソン・チューリング(1912-1954)だ。第二次大戦時、ドイツ軍が使った“解読不可能”な暗号作成・復号機「エニグマ」の秘密を解明し、数時間の作業で暗号を解読できる機械「ボンブ」を開発したのだ。

 第二次大戦前夜、エニグマで作られた暗号はほぼ無敵だった。ルドルフ・キッペンハーン著「暗号攻防史」などによると、エニグマはアルファベットを別のアルファベットに変換する円盤(ローター)を3枚セット可能で、1文字変換するごとに回転する。さらに変換を重ねるプラグボードの配線は10本、ローターの開始位置は任意に設定できる。ローターの種類も第二次大戦直前に3枚から5枚に増え、暗号を解く鍵の種類は1垓(がい=10の20乗)を超え、1垓5900京にのぼった。

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