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【衝撃事件の核心】泥棒アウトロー人生どっぷり 生活保護受給の83歳が信金強盗を強行したワケ

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【衝撃事件の核心】
泥棒アウトロー人生どっぷり 生活保護受給の83歳が信金強盗を強行したワケ

刃渡り9センチのはさみを手に信用金庫に押し入り、暴力行為処罰法違反の罪で起訴された83歳の男。刑事裁判の法廷に車いす姿で出廷し、血気盛んな犯行動機を語った 刃渡り9センチのはさみを手に信用金庫に押し入り、暴力行為処罰法違反の罪で起訴された83歳の男。刑事裁判の法廷に車いす姿で出廷し、血気盛んな犯行動機を語った

 そして残りの約4万円を日割りにして、1日に1200~1300円を管理人からもらっていた。保護費を管理人が預かり、さまざまな名目をつけて天引きするのは、一時問題になった「貧困ビジネス」でよく見られた手口だ。

 だが大阪市の担当者によると、金銭管理ができない受給者のために、本人とケースワーカーの同意で管理人に任せるケースもあり、一概に違法とはいえない。

保護費をためて…「楽しみは風俗」

 被告が不満を募らせたのは、やはり手元資金の心許なさだったようだ。被告人質問でこう語った。

 「1日1200円ではとても無理です。追いつかん。金たまらん」

 「朝、晩(食事を)買っていたら、行き詰まった」

 とはいえ自炊、節約をすれば、1人暮らしであればやりくりできそうにも思える。足りないという渇望は別の欲求から生じていた。

 供述調書にはこんなことが書かれている。

 《楽しみは、風俗店に行くこと》

 保護費を少しずつ浮かせて、それを原資に風俗に通っていたのだという。ただその欲求をかなえるには、何カ月もの「貯金」が必要だった。

 《こんな生活が続くなら、いちかばちか、強盗して大金を手にいれよう》

 そして計画したのが信金強盗だった。銀行よりは従業員が少なく、狙いやすいと思ったという。

 被告人質問では、検察官から「女性を脅して、本当にお金を取れると思ったのか」と半ばあきれたように問われたが、「80%ぐらい成功すると思っていた」となぜか自信満々に答えた。

 一方で「もう二度としません。(刑務所を出所したら)またマンションに引き取ってもらいます。頼れる親類もないんです」と反省の弁も口にした。

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