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コウノトリの幼鳥 福井・越前市で放鳥へ

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コウノトリの幼鳥 福井・越前市で放鳥へ

元気がよいコウノトリの兄(左)と弟=越前市(8月12日撮影、 元気がよいコウノトリの兄(左)と弟=越前市(8月12日撮影、

 福井県コウノトリ定着推進会議(会長、鷲谷いづみ中央大教授)が25日、県庁で開かれ、越前市白山地区で今年5月に生まれた国の天然記念物、コウノトリの幼鳥2羽(雄)について、9月下旬から10月上旬の間に越前市安養寺地区(安養寺町)で放鳥することを了承した。

 県は、文化庁などとの協議を終えており、放鳥は餌が豊富で捕りやすくなる稲刈り後に行うとしている。

 県によると、5月14、16日に生まれた幼鳥2羽は、昭和46年1月に白山地区で保護された雌の「武生」(コウちゃん)の孫。白山地区の第1ケージで飼育。6月には巣立ちしたあと、ドジョウやアジの餌を食べている。元気がよく、昨年より飛行が上手で、壁への激突は少ないという。

 第1ケージ周辺の野外にはコウノトリ2羽が定着しており、幼鳥を放鳥した場合になわばり行動によって攻撃することから、第1ケージから北東へ約2・5キロ離れた安養寺地区に移送し放鳥する。安養寺地区は巣塔やビオトープが整備されているなど自然再生への地元の活動が活発で、電線などの障害物が少なく、地元から放鳥の要望も出されていた。9月には愛称も決まる。

 27年10月に白山地区、28年年9月に坂口地区で各2羽を放鳥している。安養寺地区では初めてとなる。

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