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夢破れ廃止へ-琵琶湖のシンボル滋賀・草津の風力発電「夢風車」、赤字膨らみ審議会が答申

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夢破れ廃止へ-琵琶湖のシンボル滋賀・草津の風力発電「夢風車」、赤字膨らみ審議会が答申

平成24年5月に再稼働した際の「くさつ夢風車」=滋賀県草津市下物町 平成24年5月に再稼働した際の「くさつ夢風車」=滋賀県草津市下物町

 運転を停止している滋賀県草津市下物町の風力発電施設「くさつ夢風車」について、同市環境審議会は、発電事業の赤字などを理由に「廃止すべき」とする答申をまとめた。答申は9月中に市長に出され、市環境課によると、パブリックコメントを実施して、年内に方針を決定する見通し。

 審議会では、委員の間から、環境啓発効果や琵琶湖のシンボルとしての意味合いを評価して存続すべきだ-との意見もあったが、経済効果や、今後の事故などの可能性を考えた結果、廃止を答申する-との結論にいたった。

 くさつ夢風車は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助も受け、総工費約3億円で平成13年に稼働した。高さ60メートルの支柱に、長さ35メートルの3枚のブレードがあり、風が秒速13メートル以上吹いた場合(25メートル以上は停止)の定格出力は、最高毎時1500キロワットだった。

 発電した電力は、隣接する植物公園に供給し、余剰分を電気会社に売電する仕組みだった。また、再生可能エネルギーの「実現例」として、市内の小中学生の現地学習の場として利用されるなど、烏丸半島のランドマークとしても親しまれてきた。

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