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【森友再逮捕】もともと助成頼みのところに小学校建設の無理重ね…ずさん経営、財務逼迫 管財人「考えられない」

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【森友再逮捕】
もともと助成頼みのところに小学校建設の無理重ね…ずさん経営、財務逼迫 管財人「考えられない」

大阪地検特捜部の2度目の取り調べのため、自宅を出る「森友学園」前理事長の籠池泰典容疑者と妻の諄子容疑者(右奥)=7月31日午後1時28分、大阪府豊中市 大阪地検特捜部の2度目の取り調べのため、自宅を出る「森友学園」前理事長の籠池泰典容疑者と妻の諄子容疑者(右奥)=7月31日午後1時28分、大阪府豊中市

 学校法人「森友学園」の運営をめぐり、前理事長の籠池(かごいけ)泰典容疑者(64)と妻の諄子(じゅんこ)容疑者(60)が21日、新たに大阪府からの補助金を詐取した容疑で大阪地検特捜部に再逮捕された。舞台となった塚本幼稚園では、夫妻がそれぞれ園長、副園長として長年にわたり経営を差配。特捜部はもともと自治体からの公的助成が頼みだったところに、小学校建設という無理を重ねたため財務面がさらに逼迫(ひっぱく)し、夫妻が補助金の水増し請求など不正に走ったとみている。

 「会計を担当する事務職員がおらず、管理体制が不適切だった」

 民事再生手続き中の学園の管財人を務める疋田淳(きよし)弁護士は6月末、大阪地裁に提出した財産評定書で、籠池容疑者らの会計処理のずさんさをこう指摘した。再生手続き開始後に新たに1千万円単位の現金が見つかるなど「通常では考えられない状況」だったという。

 幼稚園の経営は存廃の岐路に立たされている。もともと大阪府など公的な補助金に依存。平成28年度までの3年間の事業収入計約5億3700万円のうち、約7割にあたる約3億7900万円が補助金だった。

 また帳簿上約14億5千万円とされていた総資産は、幼稚園の不動産価値などを見直した結果、約3億6千万円まで目減りした。小学校用地だった国有地はすでに買い戻され、ほぼ完成している校舎も取り壊して原状回復する義務があるため、いずれも評価額は0円とされている。

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