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【大統領からみる韓国(9)】秘書室長は“北朝鮮の経済代理人” あのミサイル映像で北に著作権料

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【大統領からみる韓国(9)】
秘書室長は“北朝鮮の経済代理人” あのミサイル映像で北に著作権料

韓国の文大統領と(左2人目から)首相に指名された李洛淵氏、国家情報院長候補の徐薫氏、大統領秘書室長に任命された任鍾●(=析の下に日)氏=5月10日、ソウルの大統領府(共同) 韓国の文大統領と(左2人目から)首相に指名された李洛淵氏、国家情報院長候補の徐薫氏、大統領秘書室長に任命された任鍾●(=析の下に日)氏=5月10日、ソウルの大統領府(共同)

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 北朝鮮のプロパガンダに同調する活動をしたとして国家保安法違反で服役した経歴を持つ任鍾●(=析の下に日)(イム・ジョンソク)は文在寅(ムン・ジェイン)政権の大統領秘書室長就任にあたり、「南北経済文化協力財団(以下、財団)」の理事長を辞めた。

 財団がどのような活動をする組織であるかについて任の学生時代からの仲間で現在、大統領の演説担当の秘書官を務めるシン・ドンホが米メディアの取材に次のように述べている。

 「財団の役割は北韓(北朝鮮)の著作権事務局の業務を代行することだ」(2006年7月)。

 北朝鮮が著作権保護に関するベルン条約に署名し、「著作権事務局」を開設したのは03年。任が中心となって韓国統一部に財団設立を申請したのは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下の04年1月。許可が下りたのは9月だ。

 しかし、財団設立前から任は北朝鮮との経済交流、実際は支援活動に熱心だった。

 02年8月、任は国会議員(当時)の身分で北朝鮮民族和合協会・金日成社会主義青年同盟あてに南北経済文化交流を提案した。

 04年5月、訪中から北朝鮮への帰国の途についていた金正日(キム・ジョンイル)の専用列車を狙ったとされる龍天(ヨンチョン)爆破事件が起きた。直後に任は15万ドル相当の医薬品および救護品を送り、05年から07年にかけては金日成大図書館の電算システムを構築する23億ウォンの事業を主導した。

 ソウルで出版社を経営しているユ・ジンソブは、「23億ウォンのなかには9億ウォンの税金、南北協力基金が含まれている」と憤る。

 財団の具体的な活動に話を戻す。財団は先ず北側に「韓国で著作権料を徴収してあげよう」と提案した。

 最初は真意をいぶかった北側だったが、05年12月、財団に「北朝鮮著作物の使用権に関し包括的な事前の協商権限」を付与した。 

 財団は、北の小説や映画作品の著作権使用権を取得し、販売する業務を始めたが、北のテレビ局が制作したニュース映像やその他の映像が韓国メディアで使われた際の使用料を徴収することが主要業務となっていった。

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