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コウノトリ調査で日韓連携 兵庫・豊岡の郷公園で協定交わす

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コウノトリ調査で日韓連携 兵庫・豊岡の郷公園で協定交わす

コウノトリに取り付ける発信器 コウノトリに取り付ける発信器

 特別天然記念物コウノトリの共同調査研究を進めるため、兵庫県立コウノトリの郷公園と民間の韓国環境生態学研究所(大田広域市)、日韓の市民団体の計4者が18日、豊岡市の郷公園で協定書を交わした。発信器をコウノトリに取り付けて移動データを共有し、行動を解析。学術だけではなく、両国の市民交流にも発展させたいとしている。

 市民団体は日本コウノトリの会(豊岡市)、韓国コウノトリ市民ネットワーク(江原道鉄原郡)。

 発信器は同研究所が開発し、約60グラム。ソーラーパネルと電池で半永久的に動く。郷公園は5台の提供を受け、野外個体の背中に装着。同研究所によると、韓国では17羽に同じ発信器を付けている。2時間ごとに位置情報を蓄積し、1日2回送信する。

 郷公園と研究所は昨年12月から共同研究に乗り出しており、協定では追跡したデータを共有、分析し、繁殖の適地、つがいになる過程などの解明を目指す。両市民団体は飛来先などをいち早く知ることで保護活動や生息環境の整備に役立てたいとし、位置情報の一部は公開方針という。

 調印式で、日本コウノトリの会の佐竹節夫会長は「市民団体の研究協定参加は画期的。日韓の市民が連携し、野生復帰に取り組める」と話した。協定による調査研究プロジェクトは平成32年末までで、郷公園は発信器の増設も今後検討するとしている。

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