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「世界遺産のまち」玄関口にふさわしい駅舎に-和歌山・JR紀伊田辺駅駅舎の一部解体工事始まる

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「世界遺産のまち」玄関口にふさわしい駅舎に-和歌山・JR紀伊田辺駅駅舎の一部解体工事始まる

駅舎の一部解体工事が始まったJR紀伊田辺駅=田辺市 駅舎の一部解体工事が始まったJR紀伊田辺駅=田辺市

 和歌山県田辺市のJR紀伊田辺駅の駅舎新築工事について、JR西日本和歌山支社は17日、駅舎の一部解体工事を始めた。解体終了後、鉄骨3階建て延べ470平方メートルの事務棟を建設する。大屋根が特徴的な駅舎本体は平成30年度に解体に着手し、31年3月完成を目指す。

 現駅舎は昭和7年の建築で、老朽化に加え南海トラフ巨大地震に伴う津波で浸水想定区域ともなったことから、JR西が建て替えを検討。市が「熊野古道など世界遺産のまちの玄関口にふさわしい駅舎に」と要望し、双方で工事費の費用負担についての交渉が続けられてきた。同支社は「9月中にも市との協議は終了する見込み」としている。

 これまでの交渉で、設計費約4100万円のうち市が515万円を負担することで合意。すでに設計はほぼ完了しているという。さらに同駅の特徴である大屋根の駅舎の新築では、総工費約3億6千万円のうち設計費分を含め6千万円程度を市が負担する見込みという。

 最終合意を受けて市は、30年度一般会計当初予算案に「新駅舎工事費負担金」(仮)の名目で全額を一括上程。議決を経て同年度の早い時期に本格的な駅舎解体工事が始まるという。

 この日から始まった工事は、駅正面に向かって左側の駅舎の一部解体に向けた工事で、車両の通行に支障のある通路の屋根を取り外し工事現場を仮囲いした上で解体する。同支社によると、終了後直ちに事務棟の建設に取りかかるという。3階と屋上の計300平方メートルは約300人を収容する津波避難スペースとなる。

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