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絶滅の恐れ「ブッポウソウ」、愛鳥家設置の巣箱めぐり激しい“空中戦” 鳥取県西部で

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絶滅の恐れ「ブッポウソウ」、愛鳥家設置の巣箱めぐり激しい“空中戦” 鳥取県西部で

巣箱を巡り激しい空中戦を演じたブッポウソウ4羽(先着の左上下2羽にGPSアンテナがある)=6月25日、鳥取県西部 巣箱を巡り激しい空中戦を演じたブッポウソウ4羽(先着の左上下2羽にGPSアンテナがある)=6月25日、鳥取県西部

 絶滅の恐れがある夏鳥ブッポウソウが、鳥取県西部にある電柱の巣箱で繁殖している。巣箱は、電柱が木製からコンクリート製になり、キツツキなどが木に開ける巣穴が減っているため、愛鳥家が設置したもの。この巣箱をめぐるブッポウソウ同士の争奪戦は熾烈で、激しい空中戦も。決死の争いを経て、ひなを育てたブッポウソウは、秋の旅立ちの準備を始めた。

 東南アジアのボルネオ島などで越冬したブッポウソウは5月、約7600キロの長旅を経て県西部に飛来した。ブッポウソウの大半は巣箱で繁殖しているが、巣箱争いは激烈。県西部の南部町で平成25年5月、雄同士がバトルの末、1羽が死骸で発見されたほどだ。

 今年6月25日夕方、そんな争いを県西部の巣箱で目撃した。この巣箱では約2週間前から、先着の雌雄が卵3個を温めていた。そこに後発のカップルが飛来、巣箱の横取りを企てたのだ。先着と後発の計4羽は約30分間、空中戦を展開。疲れ果てた4羽は、巣箱近くに止まって“休戦”。先着組の卵を守る必死の戦いで、後発組は立ち去った。

 先着組の雌雄には、位置情報の小型記録装置「GPSロガー」が装着されている。ブッポウソウの渡りルートや越冬地の詳細を解明する目的で、6月、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)と県内の野鳥専門家2人が共同で装着した。

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