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【軍事ワールド】敵の砲弾を迎撃し、レーザービームで反撃… 米国の「新型戦車」開発構想

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【軍事ワールド】
敵の砲弾を迎撃し、レーザービームで反撃… 米国の「新型戦車」開発構想

米軍のM1A2戦車(米陸軍HPより) 米軍のM1A2戦車(米陸軍HPより)

 そこで各国とも装甲を厚くして防御しようという発想で新戦車を開発していった。第二次大戦末期に運用されたティーガー2戦車の車体前面装甲は150ミリを誇ったが、こうした考え方は東西冷戦時代に“過去の遺物”となった。

 ひとつはAPDS弾の誕生だ。戦車の要目で「主砲:120ミリ砲」と記されている場合、主砲の砲口の直径は120ミリだが、弾の直径は120ミリの半分以下なのだ。砲弾は特殊合金を用いた細長い棒状で、そのまわりに装弾筒(サボ)という、使い捨ての支えがついている。発射直後に「サボ」は地面に落ち、細長い“金属の棒”が敵戦車に向けて飛翔するのだ。

 敵戦車に着弾した際、砲弾の持っていたエネルギーは装甲に当たって熱に代わる(エネルギー保存の法則)。この熱が装甲と砲弾の双方を“溶かし”ていく(正確には、高温高圧化で相互侵食を起こす)。溶けた部分を砲弾が進み、また溶け…。最終的に装甲は貫通、溶け残った砲弾が装甲内で跳ね回り、内部を破壊する。

 これでは装甲を少々厚くしても無駄だ。砲弾の“長さ”を上回るほどの厚い装甲を戦車に施せば、そんな戦車は重すぎて動くこともままならない。

 このAPDS弾と並んで無視できないのが、歩兵用対戦車ロケット兵器として使われるHEAT弾(モンロー効果で高熱のメタルジェットを一点に集中させ装甲を貫通する)だ。砲弾の威力は砲弾速度に依存しないため、RPG系列のロケットランチャーなど、歩兵が持ち運べるサイズで運用可能だ。こちらも常識的な厚さの装甲では防げない。「盾と矛」のバランスは圧倒的に矛が有利だった。

少し改善したM-1や英チャレンジャー、独レオパルト2、日本90式…そして

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