産経WEST

【メガプレミアム】「四国新幹線」40年も塩漬け、ようやく動き始めた誘致構想

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【メガプレミアム】
「四国新幹線」40年も塩漬け、ようやく動き始めた誘致構想

 さらに新幹線開業による地域への影響も、先進地の事例で明らか。27年3月に金沢市まで延伸開業した北陸新幹線が石川県に及ぼした経済波及効果は初年度678億円で、開業前に試算した124億円を大きく上回った。終点(起点)の金沢市やその周辺ではホテルや商業施設の建設など民間投資が活発化しているという。

 四経連の担当者は「(他地域へ人や資本が吸い取られる)ストロー効果も限定的で、悪影響は極めて少ない。金沢市の活気を見れば、だれでも『新幹線は必要』と思うはず」と力を込める。

薄い市民の関心

 「よけいなことすんな、意味ないんじゃ」

 日本青年会議所(JC)四国地区協議会は4月1日、四国新幹線の実現に向け四国4県で一斉の署名活動を実施。松山市で街頭に立った同協議会の神原信之介担当委員長が通行中の男性に署名を求めたところ、こう反論されたという。

 「人の少ない四国につくっても税金の無駄遣いと思われているのだろう。実際は違うということを、なかなか理解してもらえない」。神原さんはこう嘆く。

 1兆5700億円という巨額な事業費を四国域内で捻出するのであれば大きな財政負担となるが、実際は違う。新幹線の建設費は通常、公費によって賄われ、その負担割合は国が3分の2、残りが地元となる。ただ地元分には国からの交付税措置があるため、実質の地元負担は12%~18%程度にとどまるという。

実は人口の多い四国4県…北陸新幹線や北海道新幹線より需要、そして

関連ニュース

「産経WEST」のランキング