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【戦後72年】「密林に軍服のままの遺骨が…」日本青年遺骨収集団が発足50年 遺族らの高齢化で担い手主力に

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【戦後72年】
「密林に軍服のままの遺骨が…」日本青年遺骨収集団が発足50年 遺族らの高齢化で担い手主力に

主な地域別戦没者概数。外地の戦没者240万人のうち、半数近くの112・6万人の遺骨がいまだに現地に取り残されている 主な地域別戦没者概数。外地の戦没者240万人のうち、半数近くの112・6万人の遺骨がいまだに現地に取り残されている

「感謝と慰霊が原点」

 「これまで貢献してきた功績は大きく、感謝している」

 6月24日、東京都内で収集団の50周年記念式典が開かれ、昭和48年にパプアニューギニアでの遺骨収集活動に参加した東部ニューギニア戦友遺族会会長の堀江正夫さん(102)はそうたたえた。

 学生時代から参加し、現在は学生のサポートをしている赤木衛理事長(53)は「この国の未来のために命をなげうった先人に見守られて、50周年を迎えられた。亡くなった方々への感謝と慰霊が活動の原点であり目的。遺族らが高齢化する中で今後も役割を果たしていきたい」と話している。

戦没者の半数…いまだに戦地に

 国の命令で戦地に赴き、国や家族を守るために命をささげた戦没者の遺骨収集。昨年、ようやく国家的責務として本腰を入れるための新法が制定されたが、その後も飛躍的に成果が挙がっているとはいえない。厚生労働省によると、外地の戦没者約240万人のうち、いまだに約113万人分の遺骨が現地に取り残されたままとなっている。

 遺骨収集には当初、生還者や遺族らが参加していたが、時代とともに高齢化。近年は遺族らに代わり、日本青年遺骨収集団などの民間団体が事業を支えている。こうした活動の意義が認められ、民間団体が政府派遣の遺骨収集事業に参加する場合、これまでは3分の2の補助だったが、平成13年度以降、全額国庫負担となった。

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