産経WEST

【脳を知る】この季節に増える熱中症 帽子・水分補給・規則正しい睡眠…普段から予防策を

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【脳を知る】
この季節に増える熱中症 帽子・水分補給・規則正しい睡眠…普段から予防策を

熱中症にならないように、外では日傘をさし、こまめに水分補給を 熱中症にならないように、外では日傘をさし、こまめに水分補給を

 エアコンの効いた屋内や涼しい日陰へ患者を移動させ、横にして休ませます。足を少し高くすれば、心臓への血流が増加して血圧が上がり、脳への血流が改善します。タオルなどで包んだ保冷剤や冷たいペットボトルなどで身体を冷却します。スポーツドリンクなどを飲んでもらい、体内から失われた水分や塩分を補います。自分で飲めない場合や、吐き気などで水分の補給が難しい場合、熱中症が重症化する可能性があるので、直ちに救急車を呼んでください。

 今まで熱中症の対処法をお話ししましたが、熱中症にならないような予防策を普段から立てておくことが重要です。屋内では日差しをさえぎり、風通しを良くし、扇風機やエアコンを適度に利用して気温や湿度の上昇を防ぎます。節電も大切ですが、暑さを我慢してはいけません。衣類は麻や綿など通気性のよい素材を選びましょう。

 外出時は帽子をかぶったり、日傘をさしたりして直射日光を避けてください。常に飲み物を持ち歩き、こまめに水分を補給し、なるべく日陰で過ごし、無理のないように生活しましょう。そして何よりも普段からバランスのよい食事や規則正しい睡眠を心がけてください。特に高齢の方には、このような体調管理が熱中症の予防に極めて重要です。

(県立医科大学 救急集中治療医学・脳神経外科 講師 藤田浩二)

「産経WEST」のランキング