産経WEST

【世界ミニナビ】大波乱の韓国「脱原発」…会場封鎖に奇襲理事会、着地点はどこに

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【世界ミニナビ】
大波乱の韓国「脱原発」…会場封鎖に奇襲理事会、着地点はどこに

7月13日、韓国・慶州の韓国水力原子力本社で、理事らが入るのを阻む労組メンバーら(聯合=共同) 7月13日、韓国・慶州の韓国水力原子力本社で、理事らが入るのを阻む労組メンバーら(聯合=共同)

 韓水原の理事会も負けてはいない。翌14日午前8時半、本社ではなく同市内のホテルで理事会を招集。在籍理事13人のうち12人が賛成し、工事中断を決定した。同紙によると、前日午後から理事に電話やメールで午前9時までに出席を要請し、労組や地域住民の油断をついた奇襲作戦に打って出た。

 韓水原側は「緊急理事会の開催が決定の信頼性を傷つける恐れはあったが、速やかに公論化することが国民の憂慮解消に良いと判断した」と主張。これに対し労組側は「今回の決定は軍事独裁時代なら可能な奇襲拙速決定」と批判し、「泥棒理事会の決定に対して効力停止仮処分を申請する」などと怒りはおさまらない。

社会的な合意

 中央日報(同)によると新古里5、6号機には、すでに投入された工事費だけで1兆6千億ウォン(約1600億円)。洪楠基(ホン・ナムギ)国務調整室長は「すでに執行した工事費と補償費用は計2兆6千億ウォンにのぼり、工事を永久に中断すれば地域の経済に大きな影響を及ぼす」と指摘した。ただ、そうしながらも同氏は「公論化を通じて社会的な合意を引き出すのが望ましい」と主張したという。

 社会的な合意は、公論化委員会が選定する市民陪審員団による公論調査の方式で3カ月かけて打ち出す。政府の公論化委は工事中断の是非の決定ではなく、アンケートや公聴会・討論会の開催、最終判断を下す市民陪審員団の構成と運営などだ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 大波乱の韓国「脱原発」…会場封鎖に奇襲理事会、着地点はどこに
  • 大波乱の韓国「脱原発」…会場封鎖に奇襲理事会、着地点はどこに

関連ニュース

「産経WEST」のランキング