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【メガプレミアム】「ホーーーー、ホワホワ!」“オタ芸”のかけ声で曲が聞こえない…アイドルコンサートやり直し求め憤怒の法廷闘争

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【メガプレミアム】
「ホーーーー、ホワホワ!」“オタ芸”のかけ声で曲が聞こえない…アイドルコンサートやり直し求め憤怒の法廷闘争

アイドルのコンサート会場。自席の周囲で繰り広げられた「オタ芸」の渦の中で、「曲が聞こえない」とキレた男性。コンサートのやり直しや損害賠償を求めて主催者側を提訴したが… アイドルのコンサート会場。自席の周囲で繰り広げられた「オタ芸」の渦の中で、「曲が聞こえない」とキレた男性。コンサートのやり直しや損害賠償を求めて主催者側を提訴したが…

 ところでオタ芸とは、ファンの応援パフォーマンスといえるものだが、明確な定義があるわけではない。1審の判決文では以下のように言及されている。

 《アイドルのコンサートにおいて、一部の観客が、曲に合わせて大声を出したり、激しく何度もジャンプしたり、棒状のライトを振り回すなどの行為》

 岩田さんの座った席は、そんなオタ芸を繰り返すファンが「前後左右」に数十人いたという。つまり岩田さんはオタ芸の輪の中に、一人ぽつんと座る状態となったわけだ。

 この状況でステージが始まった。当然ながら周囲では一斉にオタ芸がスタートした。

 「オー、オー、オー」

 「せーの、はーい、はーい、はい、はい、はい」 「ウッ、ハッ」(4回)

 「ホーーーー、ホワホワ」

 「せーの、おーい、おーい、おい、おい、おい」  「よっしゃー、いくぞ、サイバー、ダイバー、ジャージャー」

 こうしたかけ声が演奏とかぶり、メンバーの歌声が聞こえないことがたびたびあったという。

 ライブ鑑賞のベテランである岩田さんは怒った。「生演奏・歌唱は、ちゃんと聞こえて初めて意味がある」

 そして、その憤懣(ふんまん)はオタ芸を止めなかった主催者側に向かうことになる。

禁止の義務は

 実は訴訟に至るまでには“伏線”があった。

 今回のコンサートの数カ月前、岩田さんはコウベリーズの無料コンサートに出掛け、そこで激しいオタ芸が行われていることを認識した。よほど我慢ならなかったのだろう。岩田さんは主催者側に複数回電話をかけ「歌が十分に聞こえない」と苦情を伝えていた。

判決「オタ芸は迷惑。だが、コンサートの雰囲気を…」

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