産経WEST

【動画】夜空と海を埋め尽くす「8秒の幻影」 きほく燈籠祭

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【動画】
夜空と海を埋め尽くす「8秒の幻影」 きほく燈籠祭

きほく燈籠祭「彩色千輪菊」=7月22日、三重県紀北町(山田哲司撮影) きほく燈籠祭「彩色千輪菊」=7月22日、三重県紀北町(山田哲司撮影)

 8秒の幻影-。色とりどりの可憐(かれん)な花火が夜空を彩る「彩色千輪菊」。一瞬で命を終える“光のアート”が、凪(な)いだ海面に映り込み、その美しさを引き立てる。

 三重県紀北町の「きほく燈籠祭」。カメラマンに人気の高い写真映えのする花火大会だ。

 会場から少し離れたリアス式の海岸線に陣取り、カメラをセットする。波が立たず水面が鏡のようになるロケーション。風もなく水鏡にはいいのだが、上空に煙が立ちこめ、打ち上げの間隔が長めになるのが少しもどかしい。

 3000発と数は少ないが、複雑な湾の地形を利用した「彩雲孔雀(クジャク)」は、ここでしか見られない仕掛け花火。孔雀が羽を広げたような姿に見とれてしまう。

 プログラムを参考にしながら、絵になるシーンを待つ。「シュッ・シュッ・シュー」という打ち上げ音がシャッターを切る合図だ。

 孔雀が羽を休めると、カラフルな小菊が空と海を埋めつくす。夜空に浮かんだ花畑がはかない命を散らすと、海辺に静けさが戻ってきた。(山田哲司)

「産経WEST」のランキング