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さや姉出馬も盛り上がらず? 関西財界、万博PR苦戦 国の誘致戦略が足かせ

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さや姉出馬も盛り上がらず? 関西財界、万博PR苦戦 国の誘致戦略が足かせ

大阪万博PRにさや姉奮闘も、国の誘致戦略が足かせ?! 大阪万博PRにさや姉奮闘も、国の誘致戦略が足かせ?!

 2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致に向け、関西財界の地元でのPR活動が本格化している。ポスターのほか、人気アイドルの起用で若者に訴える作戦を展開するが、誘致戦略の関係もあって現時点では開催内容が具体的に伝わってこず、インパクトはいまひとつだ。

 「みなさん、2025年の万博に大阪・関西が立候補していることをご存じですか?」。7月25日、甲子園球場(兵庫県西宮市)の阪神戦で、人気アイドルグループ「NMB48」の山本彩(さやか)さんら3人がそう呼びかける映像が、大型ビジョンに約30秒間流された。関西経済連合会が作成した。

 JR西日本と私鉄各社なども7月下旬から、誘致を呼びかけるポスターや電子看板を掲げた。ただ「では万博の何が楽しいの?」という地元の疑問に必ずしも答えていないのも事実だ。

 大阪湾の人工島・夢(ゆめ)洲(しま)(大阪市此花区)を会場とする万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマ。人工知能(AI)やビッグデータなどの先端技術を前面に押し出すが、具体的な会場イメージについて経済産業省は「事前に漏れると誘致競争に不利」との理由で関係者に厳しい箝(かん)口(こう)令(れい)を敷いており、9月下旬までに博覧会国際事務局(BIE)に提出する招致提案書で、ようやく明らかになる見込みだ。

 これがPR活動の足かせとなっている。官民の誘致委員会は会員募集を3月下旬から行っているが、8月4日時点で約4500人・団体にとどまり、最大のライバル、フランスがホームページ上で11万人超の支持者を獲得しているという盛り上がりには及ばない。

 来年1~3月のBIEによる視察では「市民のサポート」が評価項目に入る。開催地を決定する来年11月のBIE総会で加盟国が投票する判断材料になるだけに、これからのPR活動はまさに正念場になる。

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