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「予期せぬ死」の「再発防止」医療事故調査制度、いまだ浸透せず…責任追及恐れる現場

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「予期せぬ死」の「再発防止」医療事故調査制度、いまだ浸透せず…責任追及恐れる現場

遺族と向き合う姿勢必要

 運用開始から2年近く。堀弁護士は「患者や遺族の視点で制度を見つめ直すことが必要だ」と指摘。その上で「遺族に結果を丁寧に報告し、再発防止策を実行する必要がある。中には賠償を要するものも含まれるはずで、病院には調査後も遺族にきちんと向き合う姿勢が求められる」としている。

 ■医療事故調査制度 全国の病院や診療所、助産所が対象。診療や治療に関連した患者の予期せぬ死亡や死産が起きた場合に、まず第三者機関「医療事故調査・支援センター」へ届け出る。そのうえで院内調査を実施し、遺族に対する調査結果の説明を義務化した。ただ遺族への調査報告書の交付は「努力規定」にとどまる。センターは報告を基に事故が多い症例の再発防止策を検討し、情報提供を行う。遺族は院内調査結果に不服があればセンターに再調査を依頼できる。

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