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【世界陸上】初出場の鍋島莉奈「14分台見えた!」 決勝進出逃すも自己ベスト 女子5000

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【世界陸上】
初出場の鍋島莉奈「14分台見えた!」 決勝進出逃すも自己ベスト 女子5000

女子5000メートルで自己ベストをマークした鍋島莉奈(中央)=10日、イギリス・ロンドン(川口良介撮影) 女子5000メートルで自己ベストをマークした鍋島莉奈(中央)=10日、イギリス・ロンドン(川口良介撮影)

 レース後の鍋島はどこか、すっきりとしていた。女子5000メートルの予選で敗退したが、世界大会で15分11秒83の自己新。「ここにいる中で(自分は)は平凡な選手。挑戦できたのが幸せでした」と振り返った。

 前組で日本郵政グループの先輩、鈴木がレースを1位で牽(けん)引(いん)しながら、後半に崩れて惨敗。一方、鍋島は集団につけたものの「世界のトップの選手と走ることに自分が弱気になった」といい、周囲のラストスパートにはまったくついていけなかった。

 これまで勝負に一歩引く性分が災いし、チームのリオデジャネイロ組、鈴木、関根花観の後(こう)塵(じん)を拝してきた。「勝ちたいとは思っていたが、言葉に出すのが怖かった」が、世界に飛び出た2人の姿に心のスイッチが入った。

 日本選手権では鈴木を抑えての代表選出。この日も5秒ほど速ければ、決勝に進めていた。「15分台1桁や14分台が自分の中で見えてきた。その先にまたチャンスがあれば」。こう明確に口に出せたことがロンドンでの何よりの成長だった。(坂井朝彦)

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