産経WEST

築約10年で原因不明の傾斜 島根県営住宅で調査のため入居者に仮移転要請

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


築約10年で原因不明の傾斜 島根県営住宅で調査のため入居者に仮移転要請

 島根県江津市の県営住宅渡津団地・3号棟に傾斜が生じていることが分かり、県建築住宅課は10日、原因究明調査のため入居者9世帯に仮移転を要請したと発表した。同課は「差し迫った危険性はない」としながらも原因が分からないとして外部の専門家による調査委員会を設置。今後、原因究明や安全性確認を進め、改修や解体など対策の方向性を検討する。

 この団地は、同市が昭和60年頃造成した土地に、県が平成7~8年に鉄筋3階建ての5棟を建築。現在は2~5号棟の計4棟に35世帯が入居し、うち3号棟には9世帯が住む。

 3号棟の傾斜は27年5月、入居者が退去した際の検査時に県住宅供給公社職員が気付き、その後、全棟で計測を継続。この結果、傾斜は最大で0・56度あったが、27年6月以降進行は見られず、他の棟で傾斜は確認されていない。同課は「施工は適正」とみており、原因は不明のまま。

 同課は、原因究明のため住居内を含む調査が必要と判断。全棟の入居者を対象とした説明会を9日に開き、3号棟の入居者に対して市内の他の県営住宅への仮移転を要請。調査委は今月下旬にも初会合を開き、年度内に調査結果を報告する。

「産経WEST」のランキング