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【エンタメよもやま話】あの国に媚びた?米スタバ迷走、夜の居酒屋も茶専門店も中止 ハリウッドと同じ“裏”戦略

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【エンタメよもやま話】
あの国に媚びた?米スタバ迷走、夜の居酒屋も茶専門店も中止 ハリウッドと同じ“裏”戦略

米スターバックスが鳴り物入りで全米展開を始めたお茶の専門店「Teavana(ティーバナ)」の全店閉鎖の一報を伝える米シカゴ・トリビューン電子版7月28日付 米スターバックスが鳴り物入りで全米展開を始めたお茶の専門店「Teavana(ティーバナ)」の全店閉鎖の一報を伝える米シカゴ・トリビューン電子版7月28日付

 このサービス、まずは2010年から、本社のあるシアトルをはじめ、シカゴやロサンゼルス、ワシントンDCなど大都市圏のの計26店で試験的に実施。

 ビールは1杯約4ドル~約5ドル(約440円~550円)。ワインはカリフォルニア産が中心で1杯6ドル~15ドル。おつまみ類はデーツ(なつめやし)のベーコン巻きやチキンの串焼きパルメザンチーズ風味、チョコフォンデュなどで1皿3ドル~5ドルと、どれもお手軽価格で提供したところ、夕方以降の来店客と客単価の増加に貢献する可能性が高いことが判明。

 そこで2014年から本格展開に踏み切り、10年後は全米の全店舗の4分の1に拡大する計画でした。

■スタバ版「ちょい飲み」は空振り、一転し「今後ランチタイムを」…

 ところが、ふたを開ければ目論見(もくろみ)は見事に外れてしまいます。例えば1月12日付の米紙シカゴ・トリビューン(電子版)は「もしも酒が飲みたかったら、スタバじゃなくてバーに行くよ」といった地元民の否定的な声などを紹介し、このサービスが少なくとも、地元シカゴのダウンタウンなどでは苦戦しているとの論調で報じました。

 実際、シカゴ以外でも不評だったようで、スタバの役員たちは投資家説明会で、スタバの来店客の約半数はランチタイムの午前11時以降に来店しており、ランチタイムこそがフードメニューを販売する最高の機会であると説明しています。

 というわけで、スタバのケヴィン・ジョンソン社長兼CEO(最高経営責任者)は前述のシアトル・タイムズ紙に「朝食時のフードメニューの売り上げはすでに堅調であり、今後はランチタイムを売り上げ増の大きな機会ととらえたい」と述べ、夜よりも日中、とりわけランチタイムのメニュー強化などで顧客を増やす方針に転換したわけです。

二度あることは…「茶」専門店もモール依存。ネット通販の台頭で大こけ

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