産経WEST

【ビジネスの裏側】お好み焼き「千房」次期社長は元証券マン 「不変と革新」で売り上げアップ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【ビジネスの裏側】
お好み焼き「千房」次期社長は元証券マン 「不変と革新」で売り上げアップ

「千房に恩返しするのは当然のこと」と話す中井貫二専務=大阪市 「千房に恩返しするのは当然のこと」と話す中井貫二専務=大阪市

 人材育成制度の充実も図った。それまで新入社員を対象とする2泊3日の研修旅行を行っていたが、研修をさらに3回増やした。社歴2~3年の社員らが講師となり経験談を披露するなどして、実践的なノウハウを共有。このほか、店長級の社員には接客サービスなどの成功例について情報交換させるようにした。

海外出店を強化

 内部を固める一方で海外展開の強化も打ち出した。過去の失敗から現社長で父の政嗣さんは「自分の目の黒いうちはやらない」としてきたが「国内市場は縮小している」と説得し自ら指揮をとった。

 この3年間にベトナム、フィリピン、タイにオープンした。「和食の流行が追い風になっている。国内の知名度に安住せず挑戦する」と今後5年間で10~15店舗まで増やす方針だ。

 さまざまな取り組みは成果をあげているようだ。28年度と5年前と比べると店舗数は62店と変らないが、売上高は約20%増の61億4300万円。

 中井専務は「野村証券を辞めたことに対する後悔はない。飲食業はお客さまの喜ぶ顔が見られるのが魅力だ」と話す。

「産経WEST」のランキング