産経WEST

【大統領からみる韓国(1)】G20の訪独で“北工作員”音楽家の墓に植樹 文在寅政権の源流

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【大統領からみる韓国(1)】
G20の訪独で“北工作員”音楽家の墓に植樹 文在寅政権の源流

文在寅大統領(中央)。ベルリンでは北朝鮮に融和的な「ベルリン構想」を発表した(ロイター) 文在寅大統領(中央)。ベルリンでは北朝鮮に融和的な「ベルリン構想」を発表した(ロイター)

 しかし、尹は63年以降、北朝鮮の国家主席、金日成と親交を深め、67年6月には北朝鮮の工作に加担したとして韓国の情報機関、国家安全企画部(KCIA、現在の国家情報院の前身)に拉致され、ソウルに送還された。拷問を受けた末、死刑判決を宣告されるが、カラヤンら名だたる音楽家らが請願運動を展開し69年に特赦をうけてドイツに戻った。以後韓国の地を踏むことなく95年に死去した。

  ■ ■ ■

 尹には、「民族に対する愛と和合、和解を追及した世界的な音楽家」(統営国際音楽祭財団)という評価がある半面、「北韓(北朝鮮)の政治路線に同調し、北朝鮮のために活動した」との批判も絶えない。

 KCIAの捜査報告書によると、尹は、ドイツ滞在中に17回北朝鮮を往来。金日成の75歳の誕生日には『わが国土、わが民族よ』という歌を献上した。KCIAは「音楽家の顔をした“北朝鮮文化工作員”」と結論づけた。

 旧東独の北朝鮮大使館の工作員と接触したとして尹以外に194人が逮捕された1967年の「東ベルリン事件」。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領時代の2005年、同事件の再調査が行われた。翌年1月に「事件は朴正煕(パク・チョンヒ)政権が政治目的で企てたものでも捏造(ねつぞう)されたものでもなかったが、被疑者に強引なスパイ罪の適用があった」と発表された。

北朝鮮へ渡航させる工作に加わった疑いも…

大統領からみる韓国のニュース

大統領からみる韓国の写真

  • 【大統領から見る韓国(7)】北朝鮮にうかがいたてて「対北人権非難決議案」棄権 学生運動前歴で挫折した判事の夢
  • 【大統領からみる韓国(6)】「集団脱北は朴政権の陰謀」と主張…文氏、ソウル市長ら輩出の親北左派・民主弁護士会
  • 【大統領からみる韓国(5)】世界も驚愕…文氏“北(朝鮮)を守る”ベルリン構想 THAADも迷走
  • 【大統領からみる韓国(3)】異例の選抜、北に思惑あり? 離散家族として訪朝、本人は沈黙守る
  • 【大統領からみる韓国(2)】「金日成奨学生」韓国司法界に浸透 元公安検事は断言「文在寅は共産主義者」
  • 【大統領からみる韓国(1)】G20の訪独で“北工作員”音楽家の墓に植樹 文在寅政権の源流

関連トピックス

「産経WEST」のランキング