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【衝撃事件の核心】なぜ、そんな場所に名画があった!? 駅構内に展示、利用客も盗難に気づかず…怪盗ルパンさながら大胆犯行の一部始終

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【衝撃事件の核心】
なぜ、そんな場所に名画があった!? 駅構内に展示、利用客も盗難に気づかず…怪盗ルパンさながら大胆犯行の一部始終

前衛画家で知られる故白髪一雄氏の油絵が飾られていた京阪枚方市駅東改札内の壁面。油絵が盗難にあったことを駅の利用客らも気づかなかった=大阪府枚方市岡東町 前衛画家で知られる故白髪一雄氏の油絵が飾られていた京阪枚方市駅東改札内の壁面。油絵が盗難にあったことを駅の利用客らも気づかなかった=大阪府枚方市岡東町

買い手宅から無事に回収

 油絵は一体、どこへ持ち去られたのか。

 府警は駅や周辺の防犯カメラ映像を精査。壁にボルトで固定された油絵をヘルメットの男が取り外し、駅から消える姿を確認。持ち運びに利用したタクシーを割り出すなど地道に捜査を進めた。

 事件から1年半を経て今年3月、府警は油絵を盗んだとする窃盗の疑いで、実行役の男(56)=後に窃盗罪で実刑確定、受刑中=の逮捕にこぎつけた。男は調べに対して大筋で容疑を認めたとみられ、供述などから山本容疑者が主に計画・指示していた疑いが浮上。7月19日、山本容疑者ら2人を逮捕した。

 府警が関係先を洗い出す中で、捜査線上に浮かんだのが盗品の買い手だった藤井容疑者の存在だった。

 府警は藤井容疑者を任意で事情聴取するとともに、家宅捜索した自宅から油絵を無事に回収。携帯電話などから山本容疑者とやり取りしていた記録も見つけた。最終的に藤井容疑者が盗品と認識しながら油絵を4500万円で買い取っていたと判断。山本容疑者らの逮捕と同じ日、藤井容疑者も盗品等有償譲り受けの疑いで逮捕した。

 府警は山本、藤井両容疑者の認否は明らかにしていない。

 実はこの盗品をめぐっては昨年8月、海外のオークション会社へ出品の申し込み相談があったという。山本、藤井両容疑者が主導していたとみられ、入手ルートなどの足が付きにくい海外で取引しようとした可能性もある。府警は、ほかにも関わった人物がいるとみて捜査を継続している。

 捜査幹部は「油絵の価値については織り込み済みだったはず。用意周到な犯行態様から現場を下見していた可能性もあり、業者を装って怪しまれず盗もうとするなど計画性が高いのではないか」と語る。

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