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【衝撃事件の核心】「注文した車と違うやん!」ボンドカーで有名、2千万円超の英アストンマーチン ディーラー誤発注で法廷闘争に

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【衝撃事件の核心】
「注文した車と違うやん!」ボンドカーで有名、2千万円超の英アストンマーチン ディーラー誤発注で法廷闘争に

ボンドカーとして有名な英アストンマーチンの特注車の売買契約を結んだ男性。シートの素材や模様など内装にこだわった特注だったが、英国から届いた車を見て驚いた。ディーラーが別の素材を誤って発注していたのだ。男性は怒りのあまり提訴したが… ボンドカーとして有名な英アストンマーチンの特注車の売買契約を結んだ男性。シートの素材や模様など内装にこだわった特注だったが、英国から届いた車を見て驚いた。ディーラーが別の素材を誤って発注していたのだ。男性は怒りのあまり提訴したが…

 このとき初めて自分のミスに気づいたのか、担当者はあわてふためいた。

 それから約1カ月後、販売会社側の責任者は橋本さんに善後策を提案した。

 「もとの発注通りのシートを取り寄せ、日本国内で取り替えます」

 確かにそれで希望通りのものにはなる。だが橋本さんは落胆した。

 念頭にあったのはビルドブックだ。英国本社でやり直さない限り、ビルドブックと現物が合致しないことになるからだ。

 橋本さんはやむなく、売買契約の解除と、申込金の返還を内容証明郵便で通知した。

 しかし、ここにきて販売会社も反転攻勢に打って出る。申込金の返還を拒んだのだ。契約上、自己都合の解除の場合は「申込金は返還しない」という定めがあったからだ。

 納得できない橋本さんは今年3月、販売会社に300万円の返還を求めて大阪地裁に訴訟を提起した。

決め手は熱意

 橋本さんは債務不履行を主張した。念頭にあったのはビルドブックだ。たとえシートを取り替えても、ブックと整合しなければ、本来の債務を履行したことにはならないと訴えた。

 一方の販売会社側は「Qオーダーでも、輸入後に日本で整備したり、オプションを装着したりすることは前提とされていた」と反論した。善後策としての国内でのシート交換は「商慣習に照らし、債務の本旨に従った履行の提供に当たる」と訴えた。

 迎えた判決。大阪地裁は橋本さんの請求を認め、販売会社に300万円の返還を命じた。

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