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【山上直子の誘惑する京都】日本のグリニッジで宇宙を楽しむ夏!京都大花山天文台“聖地”特別公開中

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【山上直子の誘惑する京都】
日本のグリニッジで宇宙を楽しむ夏!京都大花山天文台“聖地”特別公開中

京都大花山天文台の屈折望遠鏡。今も観測会などでは活躍する。ドームが開いたところ 京都大花山天文台の屈折望遠鏡。今も観測会などでは活躍する。ドームが開いたところ

 東山連峰に直径9メートルの白いドームが顔をのぞかせる。「京都大花山(かざん)天文台」(京都市山科区 https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/ )は、日本の天文学の礎を築いた知る人ぞ知る“アマチュア天文学の聖地”だ。9月末まで特別公開中で、これだけ長く見学できる機会は珍しい。宇宙の神秘と天文学の歴史を体感してみてはいかがだろう。

■アマ天文学発祥の地… 秋に喜多郎の野外演奏も

 「京都に天文台があるんですか?」と驚かれることも多いが、「京都大の」というと「なるほど」と、たいていの人が納得する。

 「京都大花山天文台」は昭和4(1929)年に設立された日本で2番目の大学天文台だ。本館にあるメーンの望遠鏡は45センチの屈折望遠鏡。昭和2年にイギリスから輸入され、今も観望会などで使われる現役である。

 「望遠鏡は手動なので、たとえ停電になっても観測できるんですよ」と笑うのは、柴田一成・同天文台長。京都大にはほかに「飛騨天文台」(岐阜県)があり、最先端の観測研究は移ったが、花山天文台もその歴史と伝統、好立地を生かして研究・教育活動などに活用されている。これまでも、火星や太陽の観測で大きな成果を上げてきたが、それだけではない。

 「初代台長の山本一清先生が、天文学の発展にアマチュア育成が欠かせないと普及に努力され、日本初の天文同好会も設立しました。天文台も当時1日5千人の見学者があったそうですよ」と柴田さん。日本のアマチュア天文家の実績は世界有数だが、まさしくここが“アマチュア天文学発祥の地”なのだ。

■最古の現役望遠鏡も

 レトロな雰囲気の本館ののほか、時刻を正確に計るための子午線館として使われていた「歴史館」には「子午環」(天体の子午線通過時刻と高度を観測する装置)や精密時計などを展示。別館には日本最古の現役望遠鏡「ザートリウス18センチ屈折望遠鏡」もある。

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