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【通崎好みつれづれ】「ぎりぎりセーフ」の木琴運搬

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【通崎好みつれづれ】
「ぎりぎりセーフ」の木琴運搬

分解し、6つのケースに収められた通崎さんの木琴(平野愛さん撮影) 分解し、6つのケースに収められた通崎さんの木琴(平野愛さん撮影)

 「木琴」と聞けば手軽に持ち運びできそうな気がするが、私が使っている楽器は、幅2メートル20センチのアメリカ製大型木琴である。鍵盤を取り外して分解し、6つのケースに納めて運搬する。

 関西近郊の演奏会では、アシスタントが車で運搬して組み立てまでを担当してくれるが、遠方に出かけるときはヤマト運輸を利用する。私が使うのは、一般的な「宅急便」ではなく「ヤマト便」。時間指定ができない点が不便だが、重さ制限なく保険もかけられ、さらには「宅急便」より割安で運搬できるという利点がある。

 しかしこのたび、社員の処遇改善などを理由に「ヤマト便」のサービス内容が変更されることになった。このところ、個人向けインターネット通販の市場拡大に伴って、宅配業者の過酷な労働実態が指摘されているのは、広く知られるところである。そんな中、特に大きな荷物を取り扱う「ヤマト便」に関する変更は致し方ない。とはいえ「お知らせ」を見た時はさすがにどきっとした。

 まず、これまで荷物の重さに上限はなかったのだが、新制度では1個につき実重量が30キロまでとなる。同じく上限がなかった1個あたりの荷物の大きさにも3辺合計200センチ、最長辺170センチという制限が付く。6つのケースはそれぞれ10~20キロ程度なので重量に心配はないが、とりわけ大きなケース1つのサイズが問題である。

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