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【森友学園事件】小学校設計費、5倍近く水増し 設計着手時期も偽る

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【森友学園事件】
小学校設計費、5倍近く水増し 設計着手時期も偽る

大阪地検特捜部の2度目の取り調べのため、自宅を出る「森友学園」前理事長の籠池泰典容疑者と妻の諄子容疑者(右奥)=7月31日午後1時28分、大阪府豊中市 大阪地検特捜部の2度目の取り調べのため、自宅を出る「森友学園」前理事長の籠池泰典容疑者と妻の諄子容疑者(右奥)=7月31日午後1時28分、大阪府豊中市

 学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)が国有地で計画した小学校建設に絡み、国側の補助金を詐取したとされる事件で、学園側が校舎の工事請負代金だけでなく、建築設計費も5倍近く水増ししていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。補助の対象になるよう着手日も偽っていた。すでに明らかになっている工事代金の偽装と合わせ、水増し額は計約9億5千万円に上る。

 大阪地検特捜部は同日午前から、学園の本部がある塚本幼稚園(同区)などを改めて捜索。詐欺容疑で逮捕した学園前理事長、籠池泰典=本名・康博=容疑者(64)らが、申請を担当した京都市の設計事務所役員らに補助上限額の確保を指示したとみて申請の経緯を詳しく捜査している。

 悪用された国土交通省の補助金制度は、木造建築を支援するもの。申請時点では概算の見積額を示し、補助対象事業に採択されてから改めて精算する仕組み。工事費だけでなく設計費も補助金の算出根拠とされていた。

 捜査関係者によると、学園側は平成27年7月の補助申請時、京都市の設計事務所に発注した設計費について、見積額を8640万円と提示。同年9月4日に事業採択されたことを受けて、翌年2月の精算時点では1億5255万円とする契約書を出していた。契約の日付は採択日と同じだった。

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