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【軍事ワールド】軍用機もヘリも賄賂の材料? 裏金発覚 ステルス機導入にも影響か

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【軍事ワールド】
軍用機もヘリも賄賂の材料? 裏金発覚 ステルス機導入にも影響か

フィリピン空軍が運用する韓国のFA-50、T-50の姉妹機だが、たびたび墜落事故を起こしている(ロイター) フィリピン空軍が運用する韓国のFA-50、T-50の姉妹機だが、たびたび墜落事故を起こしている(ロイター)

裏金の行方

 実はKAIに疑惑が浮かんだのは、これが初めてではない。中央日報(電子版)によると、韓国監査院は15年2月に検察に捜査を依頼するとともに、KAIの河成竜(ハン・ヨンソン)社長を含む、KAIの現・元関係者13人を告発していたというのだ。

 この際に提出された資料には、河社長が為替差益11億ウォン(約1億1千万円)を無断で引き出した疑いが記されていたほか、「スリオン」製造をめぐりKAIの職員が親戚(しんせき)の名義でダミー会社をつくるなどして雇用費118億ウォン(約12億円)をだまし取った疑いがあることも記されていたという。

 この報告から、実質的な捜査開始まで実に2年5カ月。この期間、捜査が“塩漬け”だったのは、前政権首脳部の圧力があったからではないかと一部の韓国メディアは注目している。防衛事業を進める立場だったチャン・ミョンジン防衛事業庁長(当時、辞任済み)が、前大統領の朴氏と大学(西江大電子工学科)の同期生だったというのが、その根拠だ。また朴政権がT-50とその武装型(軽攻撃機)「FA-50」の輸出に力を入れていたのが怪しいとの声もある。

 こうした疑惑を解明するため、検察ではチャン氏がスリオンの致命的トラブルを知りながら、欠陥にまつわる違約金支払いなどをKAIが逃れられるよう、不正に擁護していた可能性を調べると共に、金の動きについても分析している。

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