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【衝撃事件の核心】「恥ずかしい…でも解決したい」探偵が悪用したネット広告の〝裏技〟 アダルトサイト料金請求の被害者心理巧みに突く

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【衝撃事件の核心】
「恥ずかしい…でも解決したい」探偵が悪用したネット広告の〝裏技〟 アダルトサイト料金請求の被害者心理巧みに突く

インターネット広告を悪用した探偵業者による詐欺事件を受けて、京都府警が開催した対策協議会。消費者庁や検索大手「ヤフー」なども参加した=京都市上京区 インターネット広告を悪用した探偵業者による詐欺事件を受けて、京都府警が開催した対策協議会。消費者庁や検索大手「ヤフー」なども参加した=京都市上京区

 検索サイトの運営会社に広告料をいくら払うかが、検索結果に影響するといい、経営者らは、だまし取った現金の約半分を広告料に回していたとされる。

ヤフーも「対策進めたい」

 インターネット広告に詳しい北陸学院大の西村洋一教授(心理学)は「検索連動型広告はテレビの広告などと異なり、誰でも参入しやすい。そうした特徴から犯罪に利用されてしまったのでは」と話す。

 事件を受け、府警は検索大手に「消費者センター」などのキーワードで検索した際、経営者らのサイトが表示されないように要請。あわせて、国民生活センターなどの公的機関が上位にくるよう求めた。

 一方、検索大手のヤフーは事件を受け、不適切だと判断した類似業者の広告は検索結果の広告欄に表示されないよう対策を取った。

 ヤフーの担当者は「検索結果に信頼性を期待して利用してもらっているので、関係機関と協力して対策を進めたい」と語る。

相談件数、増加の一途

 被害者の多くは、アダルトサイトを開いて架空請求を受け、トラブル解決名目の詐欺に引っかかる結果になった。「恥ずかしい」「誰にも相談できない」「でも、解決したい」-。わらにもすがる思いが、被害を拡大させたもう一つの要因だろう。

 経営者らはホームページで「相談窓口」や「すぐに解決したい方はコチラ」などと、うたっていた。それを見てアクセスしてきた被害者には「放っておいたら危ない」と危機感をあおったり、「もう(請求が)来ないようにできる」と安心感を与えたりして、契約に結びつけていた。

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