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介護現場に美容の力を 企業がセラピスト養成

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介護現場に美容の力を 企業がセラピスト養成

 メークが仕上がり、セラピストの西村誉代さん(左)と笑顔を見せる森川房子さん=6月、大阪府吹田市  メークが仕上がり、セラピストの西村誉代さん(左)と笑顔を見せる森川房子さん=6月、大阪府吹田市

 化粧を通じて人とつながり、自信を持って生活してほしい-。大阪市のナリス化粧品が、介護の必要なお年寄りらにメークや顔のマッサージをする「介護美容」のセラピスト養成を進めている。介護現場に美容の力を取り入れ、周囲と触れ合うことで高齢者に心豊かな生活を送ってもらう試みだ。

 「きれいになったね」。6月下旬、大阪府吹田市の介護付き有料老人ホーム「ベルパージュ千里けやき通り」で、セラピストの西村誉代さん(47)が入所者で認知症の森川房子さん(88)にマッサージをしながら声を掛けていた。

 最初は表情が硬く無口だった森川さんだが、肌に刺激が少ない脱脂綿や綿棒などで口紅などを塗ってもらうと、化粧した自分の姿を見て口数が増え、表情も和らいでいった。

 森川さんと一緒に施設に入居する夫の清さん(89)も「自分に興味がなくなったようだったが、昔を思い出したのかな。笑ってくれてうれしい」とほほ笑んだ。

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