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【弁護士会 矛盾の痕跡(4)】革命闘争「荒れる法廷」には甘い顔 日弁連がさらした弁護士自治の無力…過激派側弁護士を〝野放し〟

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【弁護士会 矛盾の痕跡(4)】
革命闘争「荒れる法廷」には甘い顔 日弁連がさらした弁護士自治の無力…過激派側弁護士を〝野放し〟

東大安田講堂事件、さらに連合赤軍事件、連続企業爆破事件…。社会を揺るがせた不法な反権力闘争は法廷に持ち込まれ、裁判遅延を目的に不出頭、退廷を繰り返す「荒れる法廷」が横行した。日本弁護士連合会の「弁護士自治」の無力さを社会にさらすことにも― 東大安田講堂事件、さらに連合赤軍事件、連続企業爆破事件…。社会を揺るがせた不法な反権力闘争は法廷に持ち込まれ、裁判遅延を目的に不出頭、退廷を繰り返す「荒れる法廷」が横行した。日本弁護士連合会の「弁護士自治」の無力さを社会にさらすことにも―

自浄能力の欠如

 日弁連は過激派側の弁護士に甘い顔を見せながら、最高裁長官の発言には強く反発し、法案阻止運動を展開した。同5月の臨時総会では「憲法が保障する被告人の弁護人依頼権を侵す」「裁判所の強権的な訴訟指揮の傾向に対し反省を求める」などとする決議を採択、闘争姿勢を強めた。

 54年、法案は廃案となる。その代わりに、日弁連は最高裁、法務省との法曹三者協議で、懲戒処分の運用改善や国選弁護人の推薦などを決定した。本来なら異例の法案が出る前に懲戒権を機能させるべき局面だった-との指摘は多い。

 「荒れる法廷」を通じて日弁連が露呈した自浄能力の欠如。人権・平和を掲げた左傾的闘争に異を唱える会員を顧みない今の独善的体質と、どこか重なる。(敬称略)

 【用語解説】東大安田講堂事件 昭和45(1970)年の日米安保条約延長に反対する70年安保闘争を背景に、ベトナム反戦などを掲げ、全国の大学に波及した「全学共闘会議(全共闘)」運動の象徴的な事件。44年1月18日、東京大本郷キャンパスの安田講堂に籠城(ろうじょう)した全共闘や新左翼の学生を排除しようと警視庁機動隊員が突入。火炎瓶などで抵抗する学生に対し放水、催涙ガスで応戦した。2日間の攻防の末、約630人の学生が逮捕された。

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