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【弁護士会 矛盾の痕跡(3)】「人権蹂躙課長だな」国旗・国歌で教育現場に圧力 日弁連、法制化に声明「過去のいまわしい戦争を想起させる」

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【弁護士会 矛盾の痕跡(3)】
「人権蹂躙課長だな」国旗・国歌で教育現場に圧力 日弁連、法制化に声明「過去のいまわしい戦争を想起させる」

国旗国歌をめぐる動き。近年、最高裁が国歌斉唱時の起立を教員に求めた校長の職務命令を「合憲」と判断するなど、戦後教育のゆがみをただす司法判断が続く。日本弁護士連合会は今も「強制するな」という立場だ 国旗国歌をめぐる動き。近年、最高裁が国歌斉唱時の起立を教員に求めた校長の職務命令を「合憲」と判断するなど、戦後教育のゆがみをただす司法判断が続く。日本弁護士連合会は今も「強制するな」という立場だ

 児童が校長先生を「おい、校長」と呼ぶ。整列や号令は「軍隊を想起させる」として行わない。「国旗、国歌につながる」と校章や校歌を持たない学校も複数あり、一部では「(国旗の)赤は血の色、白は骨の色」と刷り込みともいえる指導が行われていた。

 「ゆがんだ教育の押しつけで被害を受けるのは子供だ」。石井が休刊していた市教委広報誌を復活させ、教育現場改善に乗り出すと、組合や一部保護者らの激しい反対運動が起きた。

 市教委が取り組んだ教育正常化の一つが国旗掲揚。「1年目は屋上、2年目はどんな形でもいいから式場、3年目は式場の正面に」。当時、学校指導課長だった持田浩志(66)は校長会で訴えかけた。

 12年3月の卒業式。市立第二小学校での式典後、児童らが校長に旗を降ろさせたとの報告が届いた。校長が作成した報告書には、児童が「旗を降ろせ」と校長に詰め寄り、「謝れ」「土下座しろ」と謝罪を要求した様子も記されていた。

 報告書の公表後、児童の保護者による人権救済申し立てを受け、市教委の前に立ちはだかったのが東京弁護士会だった。

教委課長を呼び出し

 経緯を聞きたい、と弁護士会に呼ばれた持田が赴くと、待ち構えていた数人の弁護士から「人権蹂躙(じゅうりん)課長だな」と指弾された。「弁護士という専門性の高い集団からの教育現場への圧力だ」。持田は憤りを超え、あきれかえった。

 国立市では13年の卒業式で戦後初となる全小中学校での国旗掲揚・国歌斉唱を実現した。

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