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【衝撃事件の核心】なぜ?強盗被害者を逮捕した仰天捜査 金塊取引情報が漏れている…〝黒幕〟は誰だ

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【衝撃事件の核心】
なぜ?強盗被害者を逮捕した仰天捜査 金塊取引情報が漏れている…〝黒幕〟は誰だ

金塊を換金した直後の現金7千万円入りの紙袋を持った2人を3人組が襲撃した現場。3人組のうち2人は盗難ナンバープレートを付けたこの車で逃走した。後に府警は3人組に加え、被害に遭った2人も金塊密輸の関税法違反容疑で逮捕する異例の展開をたどった=4月28日午後1時14分、大阪市中央区(読者提供、一部画像処理しています) 金塊を換金した直後の現金7千万円入りの紙袋を持った2人を3人組が襲撃した現場。3人組のうち2人は盗難ナンバープレートを付けたこの車で逃走した。後に府警は3人組に加え、被害に遭った2人も金塊密輸の関税法違反容疑で逮捕する異例の展開をたどった=4月28日午後1時14分、大阪市中央区(読者提供、一部画像処理しています)

 なぜ別の人物を介して金塊を換金したのかは不明だ。ただ、当初の2人の説明は明らかに虚偽だったことが分かった。判明した事実を突きつけると、2人は「大阪府内で金塊を受け取り、知らない男に換金してもらった」と説明を変遷させた。

 本当に2人に金塊を渡した人物は存在するのか。2人の足取りをさらに調べると、2人は襲われた4月28日午前9時過ぎ、シンガポールからの国際便で関西国際空港に到着。その後、電車に乗って大阪市内に移動し、さらにタクシーで数カ所に立ち寄りながら、現場にたどり着いていた。2人の渡航歴を調べると、これまでに数十回、2人とも同じ日程で海外に渡航していたことも分かった。

 府警は捜査の末、関西国際空港から、ミナミの貴金属買い取り店にたどり着くまでの間、第三者が2人に金塊を渡した形跡はないと判断。換金した金塊はシンガポールから密輸された可能性が高いとして、逮捕に踏み切ったのだ。

金塊事件相次ぐ最中に

 府警がここまで徹底的に捜査しているのは、この事件の発生時期、場所ともに偶然とは言い難い「一致」があったからだ。

 ミナミで事件が発生する8日前の4月20日、福岡市中央区天神で男性会社員が金塊を買い付けるために銀行から引き出したばかりの現金3億8400万円を強奪される事件が起きていた。さらに翌21日には、東京・銀座の路上で、自営業の男性が現金4千万円が入ったかばんを奪われる事件が発生したが、この現金は直前に金塊や反物などを売却したものだったという。

 全国各地で金塊絡みの事件が発生し、新聞やテレビを連日にぎわせていた最中に大阪・ミナミでも事件が起きたのだ。

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