産経WEST

【弁護士会 矛盾の痕跡(2)】〝情緒司法〟韓国焚きつけ 「解決済み」の戦後補償…人権派は日本の「非」強調、事実検証なく歴史も断罪

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【弁護士会 矛盾の痕跡(2)】
〝情緒司法〟韓国焚きつけ 「解決済み」の戦後補償…人権派は日本の「非」強調、事実検証なく歴史も断罪

先の大戦をめぐる日本の戦後補償の主な流れ。日本弁護士連合会は戦後50年の「宣言」で、日本の戦前・戦中の加害行為を一方的に断罪、被害回復の措置も不十分だと打ち出し、「解決済み」の戦後補償問題が韓国で蒸し返される流れにもつながった 先の大戦をめぐる日本の戦後補償の主な流れ。日本弁護士連合会は戦後50年の「宣言」で、日本の戦前・戦中の加害行為を一方的に断罪、被害回復の措置も不十分だと打ち出し、「解決済み」の戦後補償問題が韓国で蒸し返される流れにもつながった

日弁連戦後50年宣言…人権派の思想を反映

 《一般住民や捕虜に対する虐殺・生体実験・性的虐待・「従軍慰安婦」への強制・強制連行・強制労働・財産の収奪・文化の抹殺》

 日弁連が平成7年、「戦後50年・平和と人権に関する宣言」で列挙した戦前・戦中の日本の加害行為だ。《真相の究明及び謝罪と適切・可能な被害回復を怠ってきた》とも指弾した。

 どの国の歴史にも光と影がある。事実の検証を欠いた影だけをとらえて日本を断罪し、中国や韓国、アジア各国への戦後補償も未解決というのが宣言のスタンスだ。国内外で日本の人権侵害行為を告発する人権派弁護士の思想を色濃く反映し、ときに慰安婦強制連行に代表される韓国などによる〝捏造(ねつぞう)〟の「歴史戦」を焚(た)きつけてきたともいえる。

 「従軍慰安婦と戦後補償-日本の戦後責任」(三一新書)の著書がある人権派弁護士の一人、高木健一(73)=第二東京弁護士会=は「被害者の損害を加害者が償うのは当然。それが国家の道義ではないか」と強調する。

 高木は戦後、サハリン(樺太)に残留した韓国人の帰国運動を支援、戦後補償問題に先鞭(せんべん)をつけた。日弁連人権擁護委員時代にはアジア各国で戦争被害を調査する活動も実施した。

 高木が執筆に加わり、日弁連が6年に出版した「日本の戦後補償」(明石書店)は、日韓請求権協定について「冷戦構造の下、西側諸国の連携強化を求める米国の意向と、責任回避と賠償減額を狙った日本の思惑が一致し、韓国側の弱みにつけ込んで結んだ」として、日本側の「非」を強調するのだ。

続きを読む

弁護士会のニュース

弁護士会の写真

  • 【弁護士会 憲法学「信仰」(下)】憲法解釈栄えて国滅ぶ…護憲派結束、東大法学部が新憲法の守護神に 弁護士会の中枢に「教え子」
  • 【弁護士会 憲法学「信仰」(中)】「国家イコール悪」司法試験を経てすり込まれる硬直的な国家観 現行憲法絶対視の呪縛 
  • 【弁護士会 憲法学「信仰」(上)】「憲法を守り、憲法を愛する」日本の防衛そっちのけで護憲布教…過剰左傾、東大法学部系学者「思想」そのままに  
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(5完)】「自衛隊反対、日米安保条約反対」東西冷戦・イデオロギー闘争下で日弁連の左傾化加速…最高裁の〝タカ派〟長官に対抗
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(4)】革命闘争「荒れる法廷」には甘い顔 日弁連がさらした弁護士自治の無力…過激派側弁護士を〝野放し〟
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(3)】「人権蹂躙課長だな」国旗・国歌で教育現場に圧力 日弁連、法制化に声明「過去のいまわしい戦争を想起させる」
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(2)】〝情緒司法〟韓国焚きつけ 「解決済み」の戦後補償…人権派は日本の「非」強調、事実検証なく歴史も断罪
  • 【弁護士会 矛盾の痕跡(1)】「北朝鮮に腰が引けている」拉致に冷淡、「朝鮮人=被害者」以外は沈黙…〝人権派〟が朝鮮総連と強固なネットワーク
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(5完)】政治闘争の一方で権益拡大のため与野党と〝全方位外交〟 「立場」使い分ける日弁連
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(4)】実は会長8割が無投票、豊富な会費収入で政治闘争 高まる若手の不満「左右でなく上下に分裂する」
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(3)】日弁連〝訴訟不敗〟、政治闘争に「お墨付き」与えた裁判所 「自制論」ことごとく退け
  • 【弁護士会 「左傾」の要因(2)】「色に染まった」委員会が主導する政治的声明 「反対できない」単位会元会長が吐露

「産経WEST」のランキング