産経WEST

【衝撃事件の核心】「口に口が入ってきた!」病院で性的虐待被害、90代女性が男性職員を怒りの提訴 「異性介護」の顛末

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「口に口が入ってきた!」病院で性的虐待被害、90代女性が男性職員を怒りの提訴 「異性介護」の顛末

男性の介護職員にいきなり胸を触られ、キスをされたと訴えた90代の女性。法廷闘争に発展したが、背景には日本の介護現場における「異性介護」の問題が浮かび上がっている 男性の介護職員にいきなり胸を触られ、キスをされたと訴えた90代の女性。法廷闘争に発展したが、背景には日本の介護現場における「異性介護」の問題が浮かび上がっている

 山田さん側は「病院がAの性的虐待を把握しながら家族に連絡しなかった」とも批判しているが、病院側はこれを真っ向から否定。問題を覚知した数日後には山田さんの娘に電話で報告したほか、再発防止策をまとめ、その内容については山田さんの家族との面談で書面にして渡したとしている。

Aは争う姿勢

 また病院側は、訴訟前に山田さんの家族が1千万円の慰謝料を請求してきたと主張。それを拒否したところ今回の訴訟が提起されたことや、訴訟での請求は200万円だが病院が調べた限りではAは山田さんに暴行は加えておらず、「慰謝料が高額すぎる」としている。

 Aがこの事件から約1週間後に、病院を退職したことも明かしている。

 病院側は今回の問題について、夜間に男性職員が1人で患者の世話に当たったことが原因だと分析。再発防止策として、今後は女性患者の夜間の下着交換は必ず2人で行い、女性2人で対応できない場合、そのうち1人は必ず女性が担当する▽職員による患者への不適切な行為を目撃したり認識したりした場合は上司に報告する▽患者の人権を尊重した接遇教育を、これまでの月1回から2回に増やす-としている。

 一方のA側は答弁書で請求棄却を求め、「女性の乳房を上下に揺らしたり、原告の口に職員の口を入れたことはない」と争う姿勢を示した。

「異性介護自体が虐待」

 厚生労働省によると、特別養護老人ホームなどの介護施設で、職員による高齢者への虐待が確認されたのは平成27年度で408件に上り、前年度から108件(36%)増えて過去最多を更新した。

続きを読む

関連トピックス

「産経WEST」のランキング