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福井藩初代藩主・結城秀康が徳川秀忠に宛てた書状、公開中 長男・松平忠直と勝姫の縁談巡る書状か-福井信用金庫

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福井藩初代藩主・結城秀康が徳川秀忠に宛てた書状、公開中 長男・松平忠直と勝姫の縁談巡る書状か-福井信用金庫

結城秀康の書状=福井市の福井信用金庫本店 結城秀康の書状=福井市の福井信用金庫本店

 福井藩初代藩主、結城(松平)秀康(1574~1607年)が江戸幕府2代将軍、徳川秀忠に宛てた書状を福井信用金庫が入手し、23日から未来プラザふくしん(福井市乾徳)で公開している。長男で2代藩主となる忠直の縁談などについての礼状で、慶長11(1606)年に記されたとみられる。文献から、忠直と秀忠の三女、勝姫の婚約は慶長14(1609)年には結ばれていたとされるが、秀康存命中のより早い段階で縁談が検討されていた可能性を示す貴重な史料という。

 東京大史料編(へん)纂(さん)所が大正11年に作成した「酒井文書」に写しがあるが、縁談の記述がある前半部分と後半部分が一つづりになっておらず、別の文書とみなされていた。原本も所在不明となっていた。

 書状には縁談での計らいのほか、忠直の少将への取り立てについて、誠にかたじけなく思っているなどと記され、江戸城の普請についてお取り込み中などと気遣う内容だった。

 忠直と勝姫は慶長16(1611)年に結婚したとされる。書状から縁談の相手が勝姫かどうかは確認できないが、福井大教育学部の長谷川裕子准教授は「それ相応の待遇が用意されていたとみて差し支えないだろう」としている。

 展示は8月6日まで。

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