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古代の道路遺構を発見 鳥取県倉吉市 市内最長の64メートル 日本海経由の物資輸送ルートか

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古代の道路遺構を発見 鳥取県倉吉市 市内最長の64メートル 日本海経由の物資輸送ルートか

鳥取県倉吉市の下焼ス遺跡で見つかった古代の道路遺構 鳥取県倉吉市の下焼ス遺跡で見つかった古代の道路遺構

 鳥取県倉吉市教委は20日、県道改良工事に伴い発掘調査中の同市津原の下焼ス(しもやけす)遺跡で、古代の道路遺構を発見したと発表した。同遺跡は津(船着き場)の近くだったと考えられており、同市教委は、伯耆国の物資輸送の解明に向け貴重な発見としている。22日午前10時から、現地説明会が開かれる。

 道路遺構はほぼ東西に伸び総延長約64メートル。同市内で確認された道路遺構12例中最も長い。楕円形(長さ約1.1メートル、幅約30センチ)のくぼみを並列に掘り、別の土で埋め戻して基礎にした「波板状凹凸面」のある道路と、その南側を削るように並行して掘られた溝(幅約1メートル、深さ約40センチ)が見つかった。溝も底が部分的に固く、道路とみられる。

 溝を埋めた土から見つかった土器の年代から、溝の道路は9世紀後半以降の平安期に造成。北側の道路は工法などから、南側の道路より前の奈良・平安期に造られたとみられる。

 道路遺構の延長は、近世以前にあった入り海の津と、古代山陰道の推定ルートに向かっている。同市教委は、遺構は古代山陰道と津、伯耆国庁を結ぶ道路の一部だった可能性があるとし、「日本海経由を含めた物資や人の移動のルートが想定できる」としている。

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