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【九州北部豪雨】「こんなときだからこそいつも通りに祭を」安泰祈念し、天領・日田の歴史刻む祇園祭、22日から

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【九州北部豪雨】
「こんなときだからこそいつも通りに祭を」安泰祈念し、天領・日田の歴史刻む祇園祭、22日から

日田祇園祭に向けた準備が進む豆田下町地区の山鉾=16日、大分県日田市 日田祇園祭に向けた準備が進む豆田下町地区の山鉾=16日、大分県日田市

江戸時代、日田に赴任してきた代官の助言で現在の形に

 日田は、福岡・熊本両県に接し、北部九州のほぼ中央に位置する。古来、交通の要衝であり、江戸時代は幕府の直轄地「天領」として、政治、経済の中心地となった。

 日田祇園祭の現在の形は、江戸時代にさかのぼる。杉の葉枝などを使い、幕で飾った曳山をかついでいたと伝わる。日田祇園山鉾振興会の後藤稔夫会長(95)によると、各地の天領を回り、日田に赴任してきた代官の助言で、車が付いた現在のような形になった。よく似た山鉾が、愛知県半田市の亀崎地区にあるという。

 後藤氏は「山鉾の形は、天領だった日田の歴史を伝える。幼いころから参加しているが、熱気は変わらない。みんな祭りが好きで、やらないといけないというのが大きい。水害の後なので、一層元気を出し、これ以上の災害がないように祈りながら、祭りをしたい」と語った。

 日田祇園祭 豆田八阪神社・隈八坂神社・竹田若八幡宮の祭礼行事。約300年の歴史がある。山鉾は豆田4基、隈・竹田4基、平成山の計9基。祇園囃子の音色とともに市内を巡行する。平成8年、国の重要無形民俗文化財指定。28年、「日田祇園の曳山行事」として、ユネスコ無形文化遺産登録。

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