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【九州北部豪雨】田に水送る国指定史跡「三連水車」元の姿へ 筑紫平野の夏の風物詩「今生きている田だけでも守りたい」福岡・朝倉

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【九州北部豪雨】
田に水送る国指定史跡「三連水車」元の姿へ 筑紫平野の夏の風物詩「今生きている田だけでも守りたい」福岡・朝倉

用水路に土砂や流木が詰まり、動かなくなっている「三連水車」=20日午前、福岡県朝倉市 用水路に土砂や流木が詰まり、動かなくなっている「三連水車」=20日午前、福岡県朝倉市

 九州北部の豪雨で被災した福岡県朝倉市は20日、日本最古の実働する水車として知られる国指定史跡「三連水車」の復旧作業を始めた。田植えの季節に田んぼに水を送る姿は、筑紫平野の夏の風物詩だが、用水路に土砂や流木が詰まり、動かなくなっている。回り始めるのは今月末の見通し。

 この日は、市から委託された朝倉森林組合の職員ら?人が重機を使い、用水路をふさぐ流木の撤去作業に当たった。

 同組合の大山武英林産係長(52)は「早く作業をして田んぼに水を届けたい」と意気込んだ。

 豪雨が襲った5日、水車がある杷木地区の田園地帯にも、大量の土砂や流木が流れ込んだ。管理する土地改良区が「今生きている田んぼの稲だけでも守りたい」として、市に復旧を求めていた。

 水車は、江戸時代に造られ、筑後川から引いた水をくみ上げ、田んぼに送ってきた。往時の姿を今に残し、1990年に国史跡に指定された。

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