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【鬼筆のスポ魂】金本監督早期続投要請のワケ-「若トラ」育成への最善手、辞めさせる理由なく辞められては困る理由ばかり…

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【鬼筆のスポ魂】
金本監督早期続投要請のワケ-「若トラ」育成への最善手、辞めさせる理由なく辞められては困る理由ばかり…

阪神の金本知憲監督=阪神甲子園球場(岩川晋也撮影) 阪神の金本知憲監督=阪神甲子園球場(岩川晋也撮影)

後半戦の成績は度外視

 シーズン途中の異例の早期続投要請だ。阪神の坂井信也オーナーは球宴休みの14日、甲子園球場隣の球団事務所で金本知憲監督と会談。約1時間の会談後、取材に応じて「若手の育成だけでなく、チームを変えていくという土壌の部分から熱心にやっていただいている。来季のこともお願いした」と続投を要請したことを明らかにした。

 金本監督も「こっちは意気に感じてやるだけ。この1年半やってきたことを続けてやるだけ」と話し、オーナーの続投要請に対して前向きな姿勢を示した。四藤(よつふじ)慶一郎球団社長は来季以降の契約内容については具体的に出ておらず「シーズンが終わってから」と話した。

 金本監督は2015年秋に和田豊前監督(現オーナー付シニアアドバイザー)の退任を受けて就任。三顧の礼をもって迎えられたが、阪神球団首脳が5年の長期契約を望む中、自ら2年契約を要望。オプションなしの2年契約を結んだ。今季終了と同時に契約が切れる状況下で、43勝36敗の2位で前半戦をターン。坂井オーナーは後半戦の成績を度外視して、契約の延長を要請した。

雑音や邪魔が入る前に…

 まだ逆転優勝の可能性もあれば、逆にBクラス転落の危険性もあるこの時期になぜ?早くも続投要請なのか。舞台裏を覗(のぞ)くとそれなりの理由はある。

 金本監督に就任を要請した際、阪神首脳は「一度、チームをぶっ壊すぐらいの気持ちで作り直してほしい」とお願いした。生え抜きの若手育成を再建のメインテーマとした時点でチームづくりには時間がかかる。また、金本監督が退任するとなれば後任候補がいない。

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