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【連続青酸死公判】「責任能力あった」「認知症は軽度」中間論告で検察側 勇夫さん事件の審理終了

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【連続青酸死公判】
「責任能力あった」「認知症は軽度」中間論告で検察側 勇夫さん事件の審理終了

筧千佐子被告 筧千佐子被告

 京都、大阪、兵庫の3府県で起きた連続青酸死事件で、3件の殺人罪と1件の強盗殺人未遂罪に問われた筧(かけひ)千佐子被告(70)の裁判員裁判の第12回公判が18日、京都地裁(中川綾子裁判長)で開かれた。夫の勇夫さん=当時(75)=に対する殺人罪の審理で検察側が中間論告を行い、「被告は犯行当時、善悪を判断したり、行動をコントロールしたりでき、計画性の高い犯行を成功させる能力があった」と述べ、被告に責任能力があるとした。

 検察側は中間論告で、勇夫さんに自殺をする様子がなかった▽死後間もなく被告が遺産取得を図った▽被告が犯行を自白している-ことなどから、「遺産目当てで青酸化合物を飲ませて毒殺したという殺人の事実を認定できる」と述べた。

 弁護側も弁論を行い、「筧被告は認知症が進行しており、供述にも変遷がある。証拠とも整合性がとれない。審理は打ち切られるべきだ」などと主張した。

 検察側は「(筧被告は)現在も認知症は軽度。裁判を受ける能力があると認められる」と強調している。

 勇夫さん殺害事件の審理はこの日で終了。次回からは内縁関係にあった大阪府貝塚市の本田正徳さん=当時(71)=を殺害したとされる事件の審理が始まる。

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