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【虎のソナタ】
「ウル虎の忍者」西岡にワクワク
美しきものにほほえみを さびしきものにやさしさを たくましきものにさらに力を…この日は石原裕次郎さんの命日(1987年)「あじさい忌」です。
彼ほど足が長くなかったのに、ウィーン少年合唱団みたいなヨーデル声なのに ♪夜霧よ今夜もありがとう…を必ず歌ってヒンシュクを買っていた。それでもどこかちょっと似てる…と思ってきたもんです。
今にして思うとそれは噴飯モノの自己陶酔にすぎなかったんだ。それに気がつくだけ謙虚でしょうが…今夜も、謙虚にありがとうゥゥだ。なんでこんなこと言うかといえば、いよいよ後半戦の開幕です。甲子園の阪神は「ウル虎の夏」として黄色を強調したサードユニホームで戦った。当然、球場も真っ黄っきでした。左翼席の広い一角は真っ赤っかでしたけど…。
「忍者市」出身
試合前に西垣戸理大は「メッセがそれなりに緊張感を漂わせていました。ところできょうのトップ(1番打者)は誰だと思います? 西岡選手です。まさに『お帰りなさい西岡選手』ですよ。スリムになって彼が“忍者”のような働きをしてくれて阪神が勝てばいいなぁ…と思ってます。僕は忍者市出身なんですから期待してます…」と妙なことを言う。