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「裁判官の指揮や証拠採否への不満を述べているにすぎない」 住民の裁判官忌避申し立て却下 大飯原発訴訟で高裁支部

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「裁判官の指揮や証拠採否への不満を述べているにすぎない」 住民の裁判官忌避申し立て却下 大飯原発訴訟で高裁支部

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の運転差し止め訴訟で、名古屋高裁金沢支部は、原告の住民側による内藤正之裁判長ら裁判官3人の忌避申し立てを却下した。13日付。住民側は「速やかに最高裁に抗告する」としている。

「不公正な裁判をする客観的事実ない」

 住民側は5日、大飯原発で関電が想定する地震の妥当性を検証するためとして、地震学者ら7人を証人申請したが、内藤裁判長は「資料は十分収集できている」と却下。住民側がその場で忌避を申し立て、10日に理由書を提出していた。

 忌避申し立ての審理を担当した同支部の石川恭司裁判長は却下理由で「(住民側は)裁判長の指揮や裁判所の証拠採否に対する不満を述べているにすぎず、裁判官が不公正な裁判をする恐れがあるという客観的事情はない」と指摘した。

 住民側は「却下決定は理由書提出から短期間のうちになされており、理由書の内容を真摯に検討したとも思われない」とする抗議文をホームページに掲載。原告団代表の中嶌哲演さん(75)は「大飯原発の再稼働を急ぐ関電に加担する訴訟指揮に思えてならない」と話した。

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