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【経済裏読み】電力小売り自由化から1年4カ月、ようやく経営効率化で値下げ…競争を甘く見ていた関西電力

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【経済裏読み】
電力小売り自由化から1年4カ月、ようやく経営効率化で値下げ…競争を甘く見ていた関西電力

※関西電力の値下げ発表時点で作成。この後、大阪ガスも平成29年8月からの値下げを発表している ※関西電力の値下げ発表時点で作成。この後、大阪ガスも平成29年8月からの値下げを発表している

 一方、関電は高浜原発に続いて大飯原発(福井県)も今秋に再稼働を予定しており、第二弾の値下げが視野にある。

 ただ、これとは別に、効率化による料金引き下げは「いつでも経済産業省に届け出ることができる」(関電広報)制度になっているという。関電が顧客流出に歯止めをかけ、失った契約を奪い返すためには、原発の着実な再稼働も大切だが、たゆまぬ合理化・効率化によって自律的に電気料金を引き下げることが最も近道となる。

 関電の年間売上高は3兆2459億円(平成29年3月期、連結)。その巨大な事業規模に対し、今回の値下げに反映させる経営効率化の461億円は、約1・4%にあたる。これまで電力市場で独占的な地位にあったことを考慮すれば、もっと改革の余地があるのでは? 市場は厳しい視線で見つめている。(経済部次長 上野嘉之)

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