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【神戸5人殺傷】「ぎゃー」響き渡る悲鳴、響くサイレン 山あいの集落緊迫

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【神戸5人殺傷】
「ぎゃー」響き渡る悲鳴、響くサイレン 山あいの集落緊迫

 殺傷事件があった現場周辺を調べる捜査員ら=16日午後5時25分、神戸市  殺傷事件があった現場周辺を調べる捜査員ら=16日午後5時25分、神戸市

 響くサイレン音。刃物とバットを持った男がうろつき、警察官に組み伏せられた。神戸市北区で16日早朝、高齢男女3人が死亡、2人が負傷しているのが見つかった。「何があったのか」。普段は鍵を掛けない家もあるという山あいののどかな集落は緊迫した。

 「ぎゃー」。同日早朝、北区有野町有野。田畑や住宅、倉庫などが点在する一帯で女性の悲鳴が響いた。60代の男性会社員が慌てて外に飛び出すと、前北操さん(65)が自宅付近で倒れていた。近所の女性も異変に気付いて駆け付けタオルを差し出した。「大丈夫?」との呼び掛けに前北さんはうなずくだけだった。

 男性が救急車の手配などをしていると、前北さん宅の敷地内から両手に刃物と金属バットを持った男が出てきた。「服装はTシャツかジャージー。一瞬目が合った。逃げようと思ったが、とっさに足が動かなかった」。それでも近隣宅に「起きて。逃げて」と無我夢中で知らせに回った。

 そのうちにパトカーが到着。男は警察官から逃げるように右往左往し、神戸電鉄の線路や県道を越えて西側の神社の方へと向かった。

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